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Photograph collection「Mt Chokai travel notes」

パート４　錦秋の山、森・・・　Mountain of brocade autumn, wood

錦繍（きんしゅう）。矢島町５合目祓川。夜が明けると、徐々に霧が消え、眼前に鮮やかな光景が現れた。 枯れゆく草のうつくしさにすわる。		小さな秋（象潟町元浦）。昨日来た時は、冴えない景色だったが、今日はよそおいを変えた秋の落とし子を誰かさんが見つけた。 秋ただにふかうなるけふも旅ゆく
水辺の秋、「のぞき」からの鶴間池。紅葉は、水辺の葉っぱたちから始まる。		秋光浴（中島台岩股川源流）。いつもきれいに色づくこの楓は、柔らかい日差しを浴び、気持ちよさそうに輝いた。
秋翳（しゆうえい）、中島台林道。出勤前のわずかな時間、早朝の低い太陽が織り成す光と影のドラマに心が引きつけられた。		彩林、中島台林道。前年は台風１９号でさんざんだったが、この年は美しい紅葉に恵まれた。
秋霖（しゅうりん）。中島台獅子ｹ鼻。木肌の皺が長年の苦労を物語っている。小柄だった祖母のたくましい手を思い出した。 山のしづけさへしづかなる雨		東雲（しののめ）、象潟漁港より。日の出１時間前から眠い目をこすりつつ三脚をセットして、天の恵みをじっと待った。
プナの黄葉（中島台）。ふと見上げると、秋晴れの空を背景にまぶしいばかりの色彩の世界が繰り広げられていた。 上を向いて歩こう		月明かり（象潟町象潟港）。逆光の満月が真っ黒い山の輪郭を浮かび上がらせた。 月から吹きおろす風のすずしさ
寒朝（矢島町５合目祓川）。晩秋の朝は厳しい冷え込みだ。いとしの君、氷のように冷たくしないでくださいね。

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