~鳥海高原矢島まるごとブランドづくり協議会 主催~ 第5回食農起業塾 ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● |
鳥海高原矢島まるごとブランドづくり協議会では、平成25年度から「食農起業塾」を開講しています。新たなブランド品の製造・開発を考えたり、売れる商品とするために必要なパッケージング、商品デザイン、さらには販売ノウハウ、商品の陳列方法、接客方法等の総合的・実践的な研修を重ねています。
平成26年度は、6回開催し、実際に手を動かしたり、参考事例の視察やワークショップで頭を使い、五感をフルに使った研修を重ねました。
【平成26年度食農起業塾の内容】 |
なぜプリン? | ||
今年度、講師をつとめていただいている
今回、テーマを「プリン」に決めた訳をお話しいただきました。「失敗してもOK!」「進む事が大事だよ」と心強い励ましもいただきました。 |
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「素材を生かしたお菓子づくり」の「素材」の一つ、とうもろこしパウダー。とうもろこしは、鳥海高原花立地区で栽培されています。「桃野のとうもろこしは、甘くておいしい」と昔から知る人ぞ知る名品だそう。一本まるごと販売できないとうもろこしを使って、パウダーにしています。桃野のとうもろこしの特徴といえる「甘さ」(なんと、糖度が13度以上!)がネバリを生み、粉にしずらいのですが、パウダー化に成功しました。このパウダーを使ったコーンスープも、市内の施設で提供されたこともあるんだそう。 |
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実 習 | ||
おいしいお菓子作りは、正しい計量から!(地区のお菓子屋さんや乳製品を作っているミルジーの工場長さんも参加してくださり、的確なアドバイスも聞けましたよ。) | もう一つの素材、「ジャージー牛乳」。 | |
お菓子作りの基本、「うらごし」です。 |
とうもろこしパウダーが入っているので、ダマが残らないよう、ゆっくりと加熱します。 | |
使用する器によって、火の通り方を体感するため、調理室にある耐熱用の器で試してみます。 |
火の通し方も、蒸し器によるものと、調理室内にあったオーブンを使ったものと2種類試してみます。「とにかく、火加減のコツ。調理器具の癖をつかんでね!」と柳澤先生。 |
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プリンと言えば、カラメルソースも欠かせません。グラニュー糖と熱湯で作ります。こちらも、鍋の材質に応じた火加減とタイミングが味を決めます。 |
さながら、科学実験のようです。 | |
さあ、出来ましたよ~ | ||
地元のお菓子屋さん・山口菓子店の山口さんがとうもろこしパウダー使ってロールケーキを試食用に持ってきてくれました。 |
「鳥海高原コーンロール」です!こちらは、11月5日に東京・「ちよだ青空市」でも販売するそう。 矢島の名菓「虎の子まんじゅう」と並んで、名物になったらうれしいですね! |
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オーブンに入れたものも出来ました。 |
どうでしょうか?いよいよ試食です。 |
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試食・意見交換 | ||
蒸し器で蒸したものとオーブンで作ったもの・2種類を、みなさんで取り分けて試食しました。とうもろこしの甘さも感じることができます。 | ||
意見交換する皆さん。食事のセットメニューの中のデザートとして入れるのもいいかも?という意見も。 |
柳澤先生が合間に作って下さった豚汁。こちらも、ちょっとしたひと手間(豚肉の処理の仕方など)で、ハッとするおいしさ。そして矢島の直売所「やさい王国」自慢の漬物も、箸が進みます。 |
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柳澤先生は、「自分の目と感覚で、加減を覚えてほしい」「すべて工夫が必要」と繰り返しお話しされていていました。新しい矢島の魅力づくりに取り組む皆さんの背中を押してくれる、心強さを感じました。 |