角間川地域活性化協議会主催~
茶道体験

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2015年11月5日(木)

世界中を旅して訪れた先の体験記事をSNSなどで発信するブロガー(Felicia zoe/マレーシア出身)を招き、本郷邸(大仙市角間川)での茶道体験や花火の疑似製造体験、工場見学、プライベート花火鑑賞を実施しました。

以下、Feliciaさんの体験記事を抜粋してご紹介します。


■写真・情報提供:角間川地域活性化協議会

 
 

人生初の茶道体験

日本に4度来たことがありますが、初めての茶道体験。教えて下さる方々から厚く歓迎され、茶道の歴史などもお話し頂きすっかり茶道の虜に。会場である古民家の中には、150年以上前の明治時代から大切に保存されているものが数多くあり、私は我を忘れてカメラのシャッターを切っていました。

 

茶の宴

形式ばらない「お茶会」を体験。着物を着飾った女性の方が優美な出で立ちで部屋に入ってゆっくりと歩を進め、声かけと共に和菓子のお皿を私たちの前に置く、その一連の動作に何より感銘を受けました。こんなに華麗なウエイトレスに、私は人生においてお目にかかったことがありません。

 

一つ一つの動きがまるで芸術のよう

“ティーセレモニー”を行う女性が登場。その方がお辞儀をして部屋に入られたのを見て、全員が尊敬の意を込めてお辞儀を返しました。それからの数分間、無言でただただその女性が竹の柄?でお湯を鉄瓶から器に移す動きを見ていました。手拭きで器の水滴を拭き取る様など、一つ一つの動き全てがまるでアートのよう。落ち着きの中にプロフェッショナルを感じた瞬間でした。

  和菓子とお抹茶
“懐紙”という特殊な紙に包まれた和菓子を出してもらい、遂に私の元に抹茶が来ました。器は私の手のひらくらい大きくて、抹茶自体の見た目はホイップクリームのようでしたが、いざ頂くと味は最後に苦味が来るような味でした。スターバックスで飲む抹茶ラテとは全くもって違いました。あの泡立ち感がたまらないので、また飲みたいです。対照的に、和菓子は信じられないくらい甘かったです。苦いお茶を飲む前に食べることを強くお勧めします。と言っても、苦すぎるほどではないですが。
 
誠実かつ本物の体験
セレモニーが終わり、使った道具を片付けた後、茶道を教えてくれた先生がほんの少しですがスタイリッシュな手踊を披露してくれました。TVで見たことのあるティーセレモニーとは全く違って、より個人向けのものでした。質素でありながら温かく、いわゆる客人をもてなすようなよくある茶道体験とは一線を画したものでした。実に誠実な体験で、これこそまさに”本物”。間違いなく言えるのは、茶道は京都ではなく大曲で体験すべきだということです。
 

模擬花火作り

花火工場の見学はユニークで、実際に花火を作りながら学べることが本当にエキサイティングでした。職人の方が、打ち上げられる花火の種類を説明してくれた後、私たちは基本的な花火の形「牡丹」を作ることになりました。

 

教えてくれた職人の方がお互いの完成品にコメントをくれたりして、とても楽しい作業でした。私は他の花火の種類・形について名前や作り方を質問しました。こうした体験ができて、本当に価値のあるものだと感じました。花火工場に足を運んで、模擬とはいえ実際に花火を作ることができることは、まさに名誉なことです。インターネットを使ってもこの”実際に自らの手で作り上げるという経験”は決して味わうことはできません。

 

大曲の花火大会は日本でも有数の知名度を誇ります。この街には数軒の花火業者があり、それぞれ周りが田んぼに囲まれています。工場の中には神社もあり、入り口には神聖なお守りがされていました。そこで私は、小さな建物が分かれるようにして建てられているのは、万が一火薬による爆発が起きた際に、その被害が広がらないようにするためだと気がつきました。私は、あれだけ正確で質の高い花火を作り上げるのをたったこれほどの少数精鋭で行っていることに衝撃を受けました。

 

次に「乾燥室」と呼ばれる部屋に案内され、そこでは火薬玉を乾かします。「どのくらいの時間、乾かすんですか?」と聞くと、まさかの1、2週間もかかるとのこと!プロの職人の方がまさに命がけで花火玉を作る部屋にも入りました。

 
正直、ここに来るまでは、花火はただの化学薬品が入った玉くらいにしか思っていませんでした。花火が作られる工程、そして花火の一瞬の輝きのために仕事をしているというのを知れたことに心から感謝します。  今回の大曲での花火作り体験は、まさにシンプルかつ個人向けだと思います。私が思うに、これは結婚式の企画のひとつでも良いような気がします。パートナーと一緒にこの体験ができた私は、本当に幸せ者です!
 
 

角間川地域活性化協議会
 事務局 ㈱都市整備

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