(県北)藤里町 横倉地域/Yokokura Area, Fujisato Town
令和6年5月26日 / May 26th, 2024
今年も横倉地域の棚田で、田植え体験が行われました。
This year, the annual rice planting event was once again held in the terraced rice fields of the Yokokura area.
集合場所は白神ぶなっこ教室。一人の小学生が教室に入ると大きな声で「田植えにきました!」と元気をくれる挨拶をしてくれました。
そこから車で山に向かうこと15分、棚田オーナー田に15名程が集いました。麓の県道から距離1.5km・標高差150mを自転車で登ってきた猛者も(!)
「ゴロ」と呼ばれる道具で苗植えする位置の目印を付け、その後、熟練の農家の方たち数名が慣れた手つきで手本を見せます。
A tool called “Goro” was used to mark the places to plant the seedlings, which was followed by some skilled farmers demonstrating the process with practiced ease.
それを見て意欲満々の参加者の皆さんも長靴で入りますが、「かっぱとった*」状態に。田植え専用の長靴がない人は、素足で田んぼへ。大人もひんやり、ぬるっとした感触を楽しんでいました。
Watching them, the eager participants waded into the rice paddies in their boots, quickly finding the insides filled in mud – in their dialect, they even have an expression for it, “kappatotta.”
Those who didn’t have special boots went barefoot into the paddies. Even adults enjoyed the cool, slippery sensation as they worked.
田植えは、腰を曲げたままの作業のため、かなりの重労働です。その大変さも理解し、農家の皆さんに感謝するよい機会となったでしょう。
Rice planting is strenuous work, which requires constant bending over. This experience must have helped the participants understand the hard work and provided a good opportunity to appreciate the farmers.
*かっぱとる…「かっぱりとる」、「かっぽとる」等とも言う秋田の方言。水や川に落ちて、靴に水が入ること。
※横倉の棚田は、 農林水産省の「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~」に認定されています。
参照:https://www.maff.go.jp/j/nousin/tanada/sentei.html
<棚田オーナーに関するお問合せ>白神ぶなっこ教室
- 住所
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秋田県山本郡藤里町藤琴字上坊中86
- TEL
- 0185-79-3130または03-3207-7727(東京連絡所:海洋工学研究所内)
- FAX
- 0185-79-3021または03-3207-7771(東京連絡所:海洋工学研究所内)
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- bunakko@ nifty.com
周辺情報
マップは、横倉地域の棚田を指しています。
横倉地域は、「守りたいあきたの里地里山50」に認定されています。
取材:情報発信推進員 七尾清己