(県南)横手市 三又地域 / Mitsumata Area, Yokote City
令和6年1月10日 / January 10th, 2024
雪のない正月を迎えたはずが、数日で銀世界へと変わった山間の袋小路集落・三又地域を訪ねました。この地域は、冬の秋田の常備食であり、郷土料理である「いぶりがっこ」の産地です。
We visited the Mitsumata area, which was turned into a snow-covered wonderland in just a few days despite our unusual lack of snow during the New Year. This area produces Iburigakko, a smoked-then-pickled radish, which is a traditional food staple in Akita’s winter.
取材に応えてくれた、高橋篤子さんに聞いた一番好きな三又の風景。「自分の家からの眺めが一番いいと思ってる」と笑って答えてくれました。何年住んでいても四季の移ろいを見るのが楽しみだそうです。
この時期、新物のいぶりがっこを食卓に届けるべく、作業が進んでいました。三又旬菜グループの高橋篤子さんは、住民の皆さんと一緒に伝統の味を守るため、楽しみに待っていてくれるお客様のために、惜しみなく時間と手間をかけたいぶりがっこ作りに奮闘しています。
At this time of year, work was underway to deliver the new Iburigakko to our table. To protect the traditional taste of Iburigakko among local residents and deliver it to the customers eagerly anticipating it, Ms. Atsuko Takahashi of The Mitsumata Shunsai Group exerts herself to produce Iburigakko with time-consuming effort.
1月上旬は、漬け込んだ樽から大根を取り出して、ヒゲ取り等をして整え真空パックする作業が続いています。
- 三又旬菜グループ
- 農家民宿三又長右エ門(予約制で農家レストランも営業しています。)
「なかなか手が回らないけど、本当はもっといぶりがっこの加工に力を入れたい。いろんなアレンジを伝えていきたい。」と話してくれました。
マップは、農家民宿三又長右エ門(写真1枚目撮影場所)を指しています。
三又地域は、「守りたいあきたの里地里山50」に認定されています。
取材:NPO法人秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会