（県央）にかほ市 横岡地域 / Yokooka Area,Nikaho City
令和3年11月19日 / November 19th, 2021.
名峰鳥海山の麓、にかほ市象潟町にある横岡地域。広々とした棚田が並ぶ風景は圧巻です。
Yokooka Town is located in Kisakata Town, Nikaho City, Akita Prefecture, at the foot of the famous Mt.Chokai. The scenery of the spacious terraced rice fields is breathtaking.
保存会の皆さん（左は8代目会長の齋藤朝次郎さん。60年以上保存会に在籍した中で一番緊張したのは、東京国立劇場に呼ばれて舞ったこと。）
横岡自治会館に飾られている番楽の写真。横岡番楽の特徴は、ゆっくりした五拍子の演目があることと、四方かためと呼ばれる4方向に向かって舞う舞い方だそうです。
番楽の衣装がとってもカラフル！
現在19演目が伝承されており、それぞれお面を変えて舞う。子どもたちが担当する演目も！
そんな横岡地域の伝統行事の一つに、「鳥海山日立舞（横岡番楽）」があります。例年7月の「神下ろし」、10回以上の練習を重ねて挑む8月の本番、9月の「神送り」と、約25名の保存会メンバーが中心となり実施していましたが、昨年と今年はコロナ感染拡大の影響で中止となりました。それでも、地域の伝統を絶やさぬよう、神事や地元小学校での演目披露などを続けています。
One of the traditional events in Yokooka Town is a dance called the "Chokaisan Hitachimai (Yokooka Bangaku)". Every year, about 25 members of the preservation society take the lead in performing the "Kami-oroshi” in July, a ceremony in which they invoke a deity during a festival held in that deity's honor, the public performance in August after more than 10 rehearsals, and the "Kami-okuri” (sending off the gods) in September. However, last year and this year the performance was cancelled due to the spread of COVID-19. Still, the group continues to hold rituals and perform at local elementary schools to keep the local tradition alive.
集落内にある神明社には、初代・三代保存会会長を称える石碑が祀られている。
周辺情報
マップは写真撮影スポット周辺を指しています。
横岡地域は、「守りたいあきたの里地里山５０」に認定されています。
取材：情報発信推進員 平元美沙緒