調理講習会 県北地区 <令和元年12月10日実施>
12月10日、三種町の琴丘総合支所で、県北地区の当協議会会員を主な対象に「秋田花まるっグリーン・ツーリズムオリジナルメニュー調理講習会」が開催されました。県央・県南開催に続いて3回目の開催となる今回は、会員からの希望により大館市産の「キクイモ」と「和梨」をテーマ食材として調理を行いました。
調理講習
調理の講師は、これまでの2回の講習会と同じくクレンジングフード&ナチュラルフードコーディネーターの長谷川ちひろ先生にお願い致しました。この日はテーマ食材である「キクイモ」「和梨」を使ったレシピをメインから副菜まで、なんと7品も提案していただきました。今回の講習会では、2品については先生の調理を見学し、残る5品は参加者により調理実習を行いました。
調理は2班に分かれて行います。前回、県南地区のテーマ食材であった「柿」を調味料の代わりに使用するなど、応用の仕方も一緒に学びました。
今回のテーマ食材「キクイモ」は、見た目はショウガ、香りはゴボウ、食感は梨のようにサクサクした食材です。食材としてはまだまだマイナーなキクイモですが、健康に良いと近年注目されています。先生からは、キクイモの大小での使い分け方やクセのない調理方法について教えていただき、その食感や味わい、また使い方に参加者の皆さんはとても驚いたようでした。
料理が出来上がった後は、綺麗に見える盛り付け方法や料理の写真の撮り方について先生からアドバイスを受けました。先生は以前、パティシエとしてウエディングレストランの会社に勤務されていた経験から、配膳の位置など、味はもちろん、見た目にもこだわって提供することの大切さを教えていただきました。
昼食・交流会
講習会の後は、皆さんから持ち寄っていただいた一品を並べて昼食です。参加者の皆さんは調理したお料理の香りや食感を確かめたりしながら食べていました。
今回、皆さんに持ち寄っていただいたメニューは「自家製豆腐とシイタケ味噌」「かぼちゃと小豆のいとこ煮」「ハタハタ寿司」(写真上段左から)「なた漬け」「いぶりがっこ」「おやき」(写真下段左から)
このほか、皆さんからたくさんの得意料理をお持ちいただきました!
食後、先生からレシピのポイントについてお話していただきました。ニンニクやショウガなどの香りが出る食べ物は、冷たいオイルからゆっくり熱して香りを移すのがよいとのアドバイスや、キクイモには水溶性の食物繊維が豊富なため、食べる方の体調によって量を調節するとよいことなどを教えていただきました。
今回で全3回行われた調理講習会は終了となります。参加者からはぜひ違う季節・違う食材での開催を続けて欲しい、ベジタリアンの方にもお出しできるメニューのレパートリーを増やしたいという要望もありました。
自分の知らない食材や調理方法に出会えたことをきっかけに、また別の食材と組み合わせてみたらどうだろうかとアイディアがわいてくると言っていた参加者の方もいました。
前回に引き続き、講習会で習った料理は、参加者、グリーン・ツーリズムの会員で共有し、それぞれアレンジしながら来年には「グリーン・ツーリズムオリジナルレシピ」として食べられるように磨きをかけていくことになります。
参加者の声
- 旬の野菜と果物でおいしい料理の作り方を教えて頂き、とても参考になりました。身体にやさしい・食べておいしいものばかりで良かったです。
- いろいろなメニューを丁寧に指導して下さり、良かったです。柿の料理を考えて、自分のメニューを作りたいと思った。
- 菊芋をメインにした各種料理にビックリしました。インバウンドのお客様に作って出したいと思います。