調理講習会 県央地区 <令和元年11月6日実施>

11月6日、秋田市南部市民サービスセンター(なんぴあ)にて、専門家としてクレンジングフード&ナチュラルフードコーディネーターの長谷川ちひろ先生をお招きし、県央地区の当協議会会員を主な対象に「秋田花まるっグリーン・ツーリズムオリジナルメニュー調理講習会」が開催されました。1回目に当たる今回の講習会では、秋田県全域で食べられている「山菜」がテーマです。

調理講習

初めに、先生から調理レシピが手渡されました。今回は、秋田市産の山菜(ぜんまい、におさく、みず)を使ったレシピを6品提案していただきました。調理台別に2グループに分かれ、調理手順を確認した後に調理開始です。

参加者の皆さんは現在農家民宿等を経営する実践者のため、包丁を振るう手つきは慣れたものです。材料を手早くカットし、具材に合わせて茹で加減を調整したり、レシピを確認しながら調理を進めていきます。

時折、先生からアドバイスを受けたり、参加者からも質問を投げかけながらの調理です。普段使い慣れた食材の新しい調理方法や、普段あまり使うことのない食材の利用法に関心していました。

 

昼食・交流会

調理講習後は、作った料理と参加者の皆さんの持ち寄った一品で昼食にしました。
皆さんに持ち寄っていただいたメニューは、「かぼちゃ白玉と甘酒寒天」「いぶりがっこ」「あけびといちじくの味噌和え」「おやき」(写真左から)。このほかにも「糸カボチャの胡麻和え」や「かぼちゃサラダ」と続き、盛りだくさんの昼食となりました。

昼食の間も会話が絶えず、持ち寄りのメニューの紹介や作り方などで盛り上がりました。先生からは、今回のレシピのアレンジ方法について教えていただきました。例えば、食材を小さくカットしたものは逆に大きくカットして食感を変えてみたり、シンプルに野菜のみではなく、肉を加えてボリュームを出したり、難しく考えなくても一つのレシピで様々な食べ方があることが分かりました。

先生は今回のテーマ「山菜」レシピを、「山菜が苦手な人でも、初めて食べる人でも食べられる料理」として考案して下さいました。山菜には独特な食感や香りがあるため、それをうまく活かしたり、反対に食べやすいよう和らげた料理に仕上げるよう考えてくれたそうです。

今回講習会で習った料理は、参加者、グリーン・ツーリズムの会員で共有し、それぞれアレンジしながら来年には「グリーン・ツーリズムオリジナルレシピ」として食べられるように磨きをかけていくことになります。

参加者の声

  • 私にはできない発想のお料理で大変おいしく珍しくいただきました。豊富にある山菜を少しでも役立てられたらと思いました。
  • 春にとっておいた冬の味覚もみそ味、しょう油味でなく、美味しく食べる新しい視点を教えていただきました。
  • いつも和風の田舎料理だったので、野菜と山菜のコラボした洋風のレシピがとても新鮮でした。
  • レパートリーが多く、見た目もきれいで食が進むような思いが強くなりました。
  • 山菜料理=しょっぱい!のイメージが変わりました。若いお客様にも喜ばれるメニューです。