「田舎ぐらし大学みたね」の会員が、冬の体験プログラムについて考える2回目の研修を行いました。今回も専門家として、(一社)全国農協観光協会 の清水寿一さん(写真左)をお招きしました。 2回目の研修は、「わかさぎ釣り」の体験プログラムを検証する予定でしたが、日程や天気の都合でできず、次の候補に挙がっていた「ジャム作り」と冬の郷土料理「けだて」の調理体験を実施しました。天候に左右されない体験であり、それをメニュー化できるかどうか。更にどれだけの付加価値をつけて提供できるかの検証です。
(参照:1回目 現状の把握 2017年12月21日)
オリエンテーションの様子。料理名人が揃っている「田舎ぐらし大学みたね」の皆さん。
早速取り掛かったのが、三種町産のブルーベリーで作るジャム作りです。
ブルーベリージャムは、煮詰めるだけの簡単料理。甘さ加減もバッチリなジャムがカップ3つ分できあがりました!しかし、今回の体験者は2人。もし、人数がもっと多い場合はどうなるでしょうか。ジャム作りをしながら、材料を揃えられるか?時間配分は?対応するスタッフ人数は?など考慮すべき項目が挙がり、「簡単な料理であっても、手づくりのレシピを作りましょう」と清水さんからアドバイスがありました。
次は、郷土料理「けだて」を作りました。秋田県北地域で食べられる料理で、他地域では「けの汁」、「けのこ汁」等とも呼ばれています。わらび、ふき、さく、えにょ(えんにょ)等の山菜がたっぷり入り、それに人参、ごぼう、大根、厚揚げ豆腐が加わりました。最後に炒った大豆(ずんだ)を入れるのが「けだて」の特徴です。
「けだて」が完成したら、ちょうどお昼になりました。柴田会長もメンバーであるJA直営の直売所「JAンビニann・an(ジャンビニアンアン)」で購入のおにぎりも嬉しい♪地元産の食材が豊富な昼食をみんなでおいしくいただきました。
清水さんからいただいた「三種町なら日帰りも宿泊付きも体験の受け入れがどちらも対応できるのではないか。季節ごとに町の特色や会員の皆さんの得意分野を活かせる体験プログラムが組めるのではないか」という言葉は、会員の皆さんの自信となり、また一歩踏み出すきっかけになったようです。