専門家として、(一社)全国農協観光協会 の清水寿一さん(写真右・中央)をお招きし、三種町でグリーン・ツーリズムを実践している、「田舎ぐらし大学みたね」の会員4名と冬の体験プログラムについて研修を行いました。
主に体験受入を実施している「田舎ぐらし大学みたね」は、農家レストラン、農家民宿、果樹農家等で構成されており、秋田県で実施している「ふるさとオーナー(リンク先は2014年実施時、以降継続中)」への取り組みのほか町の助成金を活用してじゅんさいや果樹の収穫体験、ジャム作り体験などを実施しています。今回は、冬のプログラムの充実や見直しをしてその活動をブラッシュアップしようと研修することになりました。
同団体会長である柴田千津子さんが経営する「農家民宿しばたん家」を会場にオリエンテーションを行いました。ブラックベリージャム入りの寒天をお茶漬けに。
早速、冬の体験候補地を実際に巡りました。ワカサギ釣りスポットである八郎潟東部承水路へ。
「氷が厚くなっているところから降りていく」等、実際に行っているポイントを確認。かんじきで歩くのはどうか?など新しいアイデアも出ました。
次に、はたけやま椎茸園(畠山勝巳さん)を見せてもらいました。原木しいたけをハウスと露地で栽培しています。
畠山さん(写真)がしいたけ栽培について説明してくれました。
三種町のふるさと納税の返礼品に使用されているという高級品です。
車+徒歩で10分くらいにある山の畑。無加温の原木が春の収穫を待つ。ぐるっと1周しながら、しいたけの生育状況を見ることができました。
昼食は、柴田会長もメンバーである直売所「JAンビニan・an」のお弁当。
料理名人の柴田会長手づくりのおでんも食卓に並びました。巾着の中の餅も手づくりで入っています。
また、会員の工藤元太郎さんから柿の粕漬けの試食もいただきました。奥に見えるキウイは、工藤さんのキウイ農園で採れたものです。
午後は、清水さんを囲んで体験時の安全管理やメニュー作りのポイントの確認なども含めた意見交換を行いました。
清水さんからのアドバイスを受けながら、会員が今実施している冬の体験プログラムの見直しを行い、また冬限定の郷土料理「けだて汁(山菜のけんちん汁)」の調理体験も良いのではと案が出ました。メニューを増やしすぎず、ゆっくり三種町を楽しめるような日帰り企画を作ろうと動き出しました。もう一度清水さんをお招きし、次は実際に体験(ワカサギ釣り体験)を実施する予定です。