2018年3月16日(金) 実践・検証
今回も専門家として、(一社)全国農協観光協会の清水寿一さんをお招きし、八峰町でできる体験プログラムについて2回目の研修会を実施しました。1回目の検討会では、八峰町には豊富な体験プログラムがあり、組み合わせることによってテッパンコースができることがわかりました。2回目は現場に行き、実際に体験しようと意見が出ました。今回は八峰町観光協会会員の皆さんと災害時に役立つロケットストーブ作り体験と生地にこだわった白神ピザ作り体験を実施しました。また、ヒヤリハットのワークショップも行いました。
こちらは会場のあきた白神体験センターです。さまざまな体験ができる施設で、向いにはJR五能線あきた白神駅があります。オリエンテーションからスタートしました。
センターの多目的倉庫にて、早速ロケットストーブ作り体験に取り掛かりました。指導してくれたのは、同センターの瀧川宗一さんです。オイル缶を使ったロケットストーブは簡単に暖を取ることができ、災害時には温かいご飯が食べられるので1台あるととても便利です。
オイル缶に煙突をつけるため、ドリルやハサミを使って穴を開けている様子です。
こちらがロケットストーブです。使い終わった割り箸や流木を燃料にしています。今回は、オイル缶を使って作業しましたが、一斗缶を使ったロケットストーブもあるそうですよ。
ロケットストーブで沸かしたお湯でコーヒーをいただきました。外での作業だったので、温かいコーヒーは体に染み渡りました♪
続いて、昼食を兼ねて白神ピザ作り体験です。同センターの佐々木さんに指導していただきました。子ども達をメインとした誰でも簡単にできるピザ作りで、生地は白神こだま酵母を使用しています。香りの良い甘い生地でとても弾力があります。手のひらで上から押して生地を伸ばします。
トッピングする材料を切っています。材料はなるべく薄く切ります。具材をトッピングしたら、ホットプレートで蒸し焼きにします。
ピザが完成しました!昼食はピザの残った材料で作った野菜スープも一緒にいただきました。
昼食後、同センターの佐藤博孝さんの案内で、施設館内を見学しました。そのあと清水さんよりリスクマネジメントについてお話していただき、ヒヤリハットのワークショップも行いました。
2つのグループに分かれて、ワークショップを行いました。課題の中から、「危険だと思うこと」、「起きそうな事故」を洗い出し、1つずつ付箋に書いて、グループ内で見せ合いヒヤリすることハットすることを探しました。
グループ内であがった付箋を模造紙に貼り付けマッピングしました。付箋の下に対策を書き、それぞれの課題をグループで発表しました。皆さんの感想にもあるように、今回の研修は、よりよい体験交流をするための基礎的な部分を見直す良い機会になったのではないでしょうか。
感想
- ヒヤリハットをたくさん集めて記録として溜まることで一件の重大事故を防ぐことができる。
- 長く続けている方ほど基礎が抜けていたり、時代の流れや法律の改正で抜けている部分があると思うので今一度確認する機会になった。
- お客さんに不安や不満、リスクを感じさせないようにさりげなくおもてなしをできるように心掛ける。