平成29年度 農村での交流拡大ブラッシュアップ事業<大仙市>
2回目 体験受入の実践
2018年2月4日(日)
大仙市太田町でグリーン・ツーリズムを実践している、「みずほの里いきいきネット協議会」は、昨年12月8日に実施した1回目の研修を経て、 実際に、同地域の冬の伝統行事「太田の火まつり」に合わせてお越しになった、仙台発バスツアーのお客様を迎えました。予定どおり、お客様に「おやき作り」の体験を指導し、楽しんでもらいました。その様子を(一社)全国農協観光協会 の清水寿一さんに見ていただき、専門家の立場から講評をいただきました。
(参照:1回目 現状の把握 2017年12月8日)
会場は、宿泊施設「奥羽山荘」の離れにある「もみじ庵」です。会場外にはツアー看板や手洗い場の案内、会場内も手づくりの日程表が掲示されるなど、温かみのある演出やお客様に喜ばれる工夫がありました。
さぁ、いよいよ「おやき作り」体験のはじまりです。協議会の高橋広之さんが、司会進行を務めます。お客様との距離を一気に縮めるような、方言たっぷりの話し方とおもしろいトークが炸裂!実際のおやき作りが始まってもその和やかな空気は変わらず、みんな笑顔でした。
おやき作りのポイントを伝えるのがお母さんたちなら、お父さんたちは「焼く」担当です。1回目の研修でそれぞれが課題に挙げた役割分担や行程の見直し成果がそのままに、バッチリでした♪
試食分以外にも、ご自分で作ったおやきをお土産にお持ち帰りいただきました。容器の中に笹の葉を添える演出は、殺菌効果があり、見た目もよく、好評でした。大きな混乱もなく、おやき作りの体験指導を終え、スタッフ紹介と挨拶。そこで、春は山菜、夏は地域でブルーベリー作りに力を注いでいることなど、しっかり太田地域のPRもできました!「山菜採りたいからまた来る!」と言ってくださるお客様もいて、皆さん嬉しそう。
お客様との時間は本当に短いものでしたが、スタッフの皆さんがバスに手を振るだけでなく、お客様が見えなくなるまで手を振り続けてくださったのが印象的でした。冬以外の季節もぜひ、太田に遊びに来て欲しいですね!
お客様のお見送りを終えた後、スタッフの反省会に清水さんが加わり、振り返りの時間を設けました。受け入れ前の準備段階、スタッフ間の連絡の取り方まで時間をさかのぼり、よかった点、これからの改善点など意見を出し合いました。何度もこうして受け入れを経験している協議会の皆さんですが、今回のブラッシュアップの研修を通じ、みんなで見直しをし、次の受け入れに向けた意思統一ができたと報告を受けました。これからの更なる活動が楽しみですね!