専門家として、(一社)全国農協観光協会 の清水寿一さんをお招きして、大仙市太田町でグリーン・ツーリズムを実践している、「みずほの里いきいきネット協議会」の会員はじめ、同地区の農家さんを集めて研修を行いました。同協議会の皆さんは、平成30年2月3日~4日にかけて行われる伝統行事「太田の火まつり」の際に2本のツアーの受け入れが決まっており、特にツアー参加者に「おやき作り体験」の提供を予定しています。今回、ツアー受け入れ時を想定した「おやき作り」を実践し、その様子を清水さんに見ていただきました。
会場は、同町の宿泊施設「奥羽山荘」の離れにある「もみじ庵」です。
こちらが(一社)全国農協観光協会 の清水寿一さん。地元から8名の皆さんが参加しました。
早速、おやき作りスタートです。先生役は、農家のお母さんたち。従来のおやきと今風のおやき(生地に片栗粉、材料にブルーベリー使用)をコンセプトに材料を準備しました。
生地を2種類準備し、更につぶあん、こしあんを包みます。焼く前におやきを指2本で押し付けるのが、焼き色をきれいに付けるポイントです。
作り方もいろいろ。蒸す・焼く(フライパン、ホットプレート)で3パターンを試作しました。
太田地区では、ブルーベリーの栽培に力を入れています。初めての試みで、生地にブルーベリーを練りこんでみました。
蒸す工程で作ってみました。決して悪くはない味ですが、仕上がりをみるともっと改良が必要という意見が出ました。
お土産用も作りました。笹の葉を添えるのは、殺菌効果もあり、生活の中から出た知恵。好感度は高いだろうという清水さんのご意見を嬉しく受け取りました。
おやきを「作る」担当のお母さんたち、「焼く」担当のお父さんたちからそれぞれの意見が出ました。役割分担はばっちりです。
午後は、感想を出し合い、それを踏まえてツアー当日まで見直す点や注意点を全員で確認しました。これまで、多くの受け入れを行ってきた皆さんですが、清水さんからのご助言を受け取り、改めて「お客さんを受け入れる、もてなす」ということを見直す機会となったようです。まずは直近の予定であるツアーの受け入れを成功させるべく、意思統一ができたのではないでしょうか。2月4日、再度、清水さんをお招きして実践の場を見て検証する予定です。