東由利めぐり~八塩の地が誇る新旧の水瓶②

○●○「ボツメキ水源地」の様子○●○

 

 

八塩山中腹にある“ボツメキ水源地”の湧水。

名の由来は、ぼつぼつと水が湧き出る様子を秋田弁でぼつぼつめぐ→ぼつめきとなったようだ。

近くには「新奥の細道」と銘打った登山道が数多くあり、澄んだ湧水はそういった登山客の喉もうるおしてくれている。 

 

 

 

○●○老方の“弁天島”○●○

 

 

まるで沼に浮かんだ島のように見えることから、通称“弁天島”と呼ばれている。

農家民宿「弁天の宿」の名の由来となった。

 中央部にそびえ立つ、杉の大木。

 

 

弁財天神と龍神(水神)を祀った祠は、集落の人々が絶えず手をかけている。

 鮮やかに色づいた、山吹。

 

 

●○農家民宿「弁天の宿」○●○

 

 

 「弁天の宿」外観。目の前には羽後交通「老方横小路」のバス停があるので、判りやすい。

木のぬくもりが伝わってくる内部。

近所の懇親会などによく使用されるという。

色とりどりの仕出し弁当。

今回は「精進風」とのオーダーがあったため、肉・魚などはなし。

早朝から準備し、一人で盛り付ける髙橋京子さん。「心をこめるには、集中も大事だからね。」

京子さんと再度「八塩いこいの森」へ。

八重桜が満開。

黄桜も満開。珍しい年である。

京子さんは面倒見が良く、笑顔の素敵な方だ。 センターハウスでは、名物「八塩そば」が食べられる。つるっとした喉ごしで、美味い。

●お問い合わせは・・・

 弁天の宿(0184-69-3039)
 由利本荘市東由利総合支所 産業課内 0184-69-2116)

○●○付近の古民家○●○

 

 

 「いずれ改築して農家レストランか民宿をしたい」という、八島家外観。 内部。ゆうに200年以上もの歴史を刻んでいるという骨董品が、数多く残っている。

 2階は改装されているが、天井裏は剥き出しの茅葺きが見られる。

 中二階があったりと、家自体がまるで迷路のよう。

 大人の身長ほどある、巨大な杵と臼。

 現在でも使用することができる。

 こうして見ていくと、まだまだ地域には歴史のが残した知恵の宝がありそうだ。

県央担当:よどぎみ