令和2年12月16日(水)実施
第4回グリーン・ツーリズムサロンについて
第4回グリーン・ツーリズムサロンの報告
今年度4回目のサロンは、遊学舎にて「麹を使った発酵食・鯖寿司作りを体験!」をテーマに実施しました。本県の発酵食品の中でも「ハタハタずし」は有名ですが、同様に、県北を中心に「鯖寿司」が食べられています。
※主に県北で食べる「鯖寿司」は、麹を使って作る飯寿司のひとつです。大根やキャベツ等の野菜も使うので、彩りがいいのが特徴です。
今回のサロンの講師は、大館市の体験交流型直売所「陽気な母さんの店」代表の石垣一子さんです。立派な鯖をご用意してくれました!
早速、石垣さんの指導のもと、調理がスタート。大根とショウガはスライスし、鯖をはさむようにジップロックに入れて、調味酢を加えました。
次は、ひたすら野菜を切る作業。使用する野菜の量に驚く参加者も多くいたのではないでしょうか。調理室にトントントンというテンポのいい包丁の音が響きました。すべての重さが2㎏オーバーの量の野菜を切り、それに食塩をまぶし、よく混ぜて今日の作業は終了。
このあと甘酒を混ぜるなど自宅でする作業を石垣さんから実演を交えて教わりました。仕込みから手間暇と時間がかかる料理の一品です。鯖寿司の価値の高さを感じる一方で、参加者の皆さんにとって調理法を学べたことは、「また家で作ってみたい」という意欲になったようです。また、「鯖寿司は毎年作る」という人もいれば、「鯖寿司は初めて聞きました」という参加者もいて、全県から集まった参加者が「鯖寿司」への印象がそれぞれ異なるのもお互いに学びになったのではないでしょうか。
最後に石垣さんから「米どころ秋田で暮らす私たちなので、麹を料理にうまく取り入れて、生涯現役で健康に過ごしましょう!」という言葉があり、皆さん大きく頷いていらっしゃいました。
参加者の声(一部抜粋)
- ハタハタずしは作りますが、鯖は酢じめをするくらいでした。レパートリーが増えてよかったです。
- 鯖寿司はいつも作りますが、甘酒は使わずにラッキョウ酢を使っています。今日の続きを家で作り、また正月に作ってみたいです。
- この続きの作業をするのが楽しみです。早速、家でも作ってみます。
次回のグリーン・ツーリズムサロンは全体講義 令和3年 2~3月の開催予定です。
詳しくは、「令和2年度 グリーン・ツーリズム花まるっ大学」のページで告知いたします。