2009年10月3日

白神山地二ツ森のトレッキング「つつまれてブナの白神」に参加しました。

これは、八峰町とNPO法人白神ネーチャー協会が主催する、
「2009ブナ植樹ボランティア」の一環で行われたものです。

この日は、
朝から小雨のパラつくあいにくの天候。

集合時間の午前9時には不安になる程の
大雨に・・・。

わたしのグループのガイドは、
白神ガイドの会の横山亮子さん。

「こうやって白神に来てもらって、
もっと環境のことを考えて。」

とお話してくれました。

 

入り口から頂上まではおよそ一時間。
次第に晴れてきました。

自分たちがいかに高いところにいるかを
思い知らされます。

頂上からはまさに360°の大パノラマ。

自然の中の人間の存在を考えさせられた
瞬間でした。

   

山の神様でしょうか。
無事にここに辿りつけたのも、

雨を止ませてくれたのも、
この神様だったかもしれません。

同じグループで歩かせていただいた
みなさんです。
左のお二人はご夫婦。

 

たった一時間のトレッキングでも、

初心者の私は膝がガクガク。

すると町役場の柴田さんが、

「登山は最初が肝心なんですよ。

最初イヤだと思えばずっとイヤだし、

楽しいと思えば楽しくなるものなんです。」

と教えてくれました。

それを聞いて、

小さいころから白神に親しんでいる
ゆうま君は、
きっと、ずっとこの山を好きで
いるんだろうなと思い、
少し嬉しくなりました

 


参加最年少 とうま君。

役場職員のお父さんについて
参加していました。

   

7~8年に一度大量に実を成らせるという
ブナの木。

たわわに実る木を見つけました。

 白神山地が世界自然遺産に認定されたのが、

 

 

↑登山口立っているセンサー。これで入山者をカウントしています。

こうして白神山地に足を踏み入れて、何万年も続く命の営みを目の当たりにすると、
自分の踏み進む一歩一歩にも大きな責任がついてるのだと思いました。 

じゃあ、誰も行かないほうが自然は守れるのでは、とも思います。

そんなとき、誰かがこう言ったのです。 

「自分で知らないものを 大事にすることは難しい。
だから、こうして知って愛おしいと感じることで保護の心が生まれる。」 

その言葉を聞いて、「今守らないと、白神の森はなくなってしまうんです。」

と少しさみしそうに、しかし力強く語った横山さんの顔が

頭に浮かんで離れませんでした。 

 

下山後食べきりたんぽは
おなかに沁みるおいしさ。
おらほの館で味わえます。
   県北担当 やっつ