秋田県の料理に欠かせないのは何と言っても日本酒です。日本酒はご存知の通りお米を発酵させて作ります。日本酒に使うお米は通常、私たちが食べているお米とは違い、お酒専用のお米を使います。お酒専用のお米は通常より一粒が大きく、その後の加工がしやすいものになっています。
最近、世界でも人気の日本酒にはそれぞれ種類があります。一番の違いはお米の処理方法です。お米の粒は中心に行けば行くほど甘みが強くなります。お酒を作る前にお米をどれだけ磨いているかによって、お酒の種類が変わり、風味、甘味が変化します。
その土地の日本酒を楽しむには、その地の料理と一緒に味わうのが良いと言われています。夕食時には居酒屋や宿で日本酒と地域の料理を楽しむことができます。また、最近では日中に電車の中でお酒と料理を楽しむイベントも開催されています。
秋田の新幹線の停車駅「角館駅」から発車している秋田内陸縦貫鉄道という電車があります。もともとは鉱山から採れた鉱石を輸送するために敷かれた路線で、山の中を進んで行くとても人気のある電車です。景色がとても綺麗で全国から絶景スポットを見に集まります。運転手さんがポイントを通る時、スピードを落としてくれて、景色を堪能することができます。
ここで開かれる定期的なイベントは、電車の中をレストランにして、地元のお酒と料理を楽しむものです。地元の料理人が特別なお弁当を作り、地域の酒屋さんが選りすぐった地酒をたくさん味わうことができます。一度に様々な種類を体験出来るとても貴重な体験です。
秋田に来たら、ぜひ、日本酒に触れてみるべきです。日本の地方都市を旅していると、なかなか英語で会話することが難しく、日本人とお話しする機会を持てません。しかし、お酒が入ると別です。秋田の人はお酒を飲むと、とてもおしゃべりになり、外国人の私たちにもたくさん話しかけてくれます。居酒屋に行っても良いですし、酒蔵見学にいっても良いと思います。普段、行く観光地では体験できないローカルな体験が待っています! (ベネズエラ)