五城目朝市
懐かしくも、新しい。五城目朝市は1495年より500年以上も続く伝統ある朝市です。しかし訪れてみると、懐かしい風景の中に新しい風が吹いていました。
五城目朝市のラインナップは多種多様です。農家で収穫された新鮮な野菜や果物はもちろん、自家製の漬物や料理、手作りの木彫りやアクセサリーを売っていたりします。道端でマジックを披露するおじいちゃんや、ハンドメイドで作った作品を売っている高校生も出店しています。
朝市の魅力の一つは、出店したいという意欲があれば、だれでも自分のすきなこと、得意なことを露店という形で実現できる点です。実際に秋田県内の学生や留学生が五城目朝市に出店しに来ていたり、朝市のお客さんだった主婦がテーブルを広げてお店を出したりと、至るところで新しいチャレンジが始まっています。
今、五城目朝市は朝市という枠を超えて、自分の好きなことを形にできる新しい可能性の場となっています。これからもは伝統と革新が入り混じる、よりわくわくする空間に進化を続けていくでしょう。
五城目朝市に足を運べば、露店のオーナーさんやお客さんとの会話を楽しみつつ、多種多様なアイデンティティにあふれた空間を体験できます。
自分の中の”田舎”のイメージが覆されたような印象でした。田舎の日常的な街並みと若くて国際的なアイデンティティが混在するアンバランスさがとても面白くて、そんなカオスな空間が心地よくもありました。お客さんのみんなも新しいものを積極的に楽しんでいるように見えました。