積雪200センチの村

雪国秋田県では12月から4月上旬まで銀世界に覆われます。時には200センチを越す積雪があり、毎日雪かきをしないと道がなくなるような集落もあります。大人にとってはやることが多くなり、面倒な雪かもしれませんが、子供たちにとってはパラダイスです。

裏山に作るプライベートスキー場

家の裏にある小山にも新雪がふかふかに積もっています。ここが子供たちの遊び場所、みんなで足跡をつけながら、階段を作っていきます。

上に到着すると、まず初めに、体の大きい大人が滑り降りながら、新雪を固めて、コースを作ります。
出来上がったコースに沿って、子供たちが続きます。これが、想像以上に速いんです!

みんな臆せずにどんどん雪に飛び込んでいきます。秋田犬も飛び込みます。大人の方が怖がるくらい、急な斜面ですが、雪が本当に柔らかいので、痛さなどはありません。マイナス5度の気温ですが、汗をかくくらいみんあおおはしゃぎです。

私の国では雪はありません。秋田に来る時、心配だったのは気温です。私の国では気温30度が普通で、秋田は-10度にもなると聞いて、家から一番暖かい服をたくさんもってきました。正直寒さは今でも慣れません(笑)

しかし、雪は本当に綺麗で、毎日感動します。朝起きると、昨日までの光景とは違い、つららができていたり、昨日までの足跡が全部なくなり、真っ白な大地になる光景はとても美しいです。

驚いたのは子供たちがとても元気なことです。寒いはずなのに、子供たちはキャッキャ言いながら雪の中にダイブして行きます。今回、滑った裏山の斜面は私にとってはとても急斜面で、怖さすら感じました。しかし、子供たちは驚くことなく、滑り降ります。

秋田犬にも会いました。秋田犬はタイでも有名で、忠犬ハチ公の映画で知られています。秋田県が秋田犬の生まれ故郷だと知って、楽しみにしていました。さすが、秋田犬、雪の中を上手に駆け回っていました。(タイ)