実践研修2回目 研修地:農家民宿アサノ・アグリ・ファーム(仙北市)
秋田への移住・定住を応援するため、移住後のライフスタイルとして、グリーン・ツーリズムの拠点となる「農家民宿」や「農家レストラン」の起業を応援する事業を秋田県農山村振興課と実施しています。
今回は、東京からUターンし、秋田で「農家民宿」の開業を目指す方の研修の様子をご紹介します。実践研修1回目(合同研修)を経て、希望の研修地でマンツーマンの個別研修を実施しました。
実践研修2回目は、「農業体験を提供できるスキームづくり」を目的として仙北市農山村体験デザイン室と農家民宿アサノ・アグリ・ファームを研修地としました。
はじめに、当協議会より研修生に農家民宿の開業等に関わる法律手続き等について説明しました。そのあと、仙北市農山村体験デザイン室より、同市のグリーン・ツーリズム、農家民宿の開業支援、移住定住等について情報提供していただきました(写真上)。
アサノ・アグリ・ファームでの懇談の様子。浅野さんが取り組む有機・無農薬栽培や土づくりについて学びました。
ハウスや圃場見学の様子。農家民宿としての体験メニューの取組について学びました。写真はニンニクの圃場です。
自然の力を引き出して栽培した大粒のにんにく
浅野さんご家族と一緒に。
実践研修3回目 研修地:農家の宿 星雪館(仙北市)
実践研修3回目は、「冬でもできる農業体験のスキームづくり」を目的として、農家の宿 星雪館を研修地としました。
仙北市の農家の宿 星雪館です。オーナーの門脇富士美さんより、農業・農産物加工・農家民宿の経営について教えていただきました。
白菜は、ハウスを有効活用して年3サイクルで栽培しているそうです。写真右側が8月に植えた白菜、写真左側が種まきしたての様子です。他にもハウスの栽培状況を見せてもらいました。
ビニールハウス内で里芋の小分け作業(出荷準備)の体験をしました。
門脇征治さん・昭子さんご夫妻と一緒に。
研修生の今後のプランについて
耕作放棄地は元より、有効活用されていない空地の活性化、負の遺産と言われているものにスポットを当て、豊かな自然のなかで、生き生きと暮らす姿を都会生活と対比させながら価値を再発見したい。ポジティブに生活していくことで、地元愛の感情を醸成させ、現在のライフスタイルに自信を持ち、そんな姿を都会で暮らす人々にも感銘を与え、ファンになってもらうビジネスモデルを考えています。
写真提供:秋田県農山村振興課