棚田オーナー「夏感」ツアーin塚須沢                      

2010.08.07
大森町グリーン・ツーリズム推進協議会が主催する棚田オーナー。
足を取られ、全身どろんこになりながら田植えを楽しんだ 、第1弾「春感ツアー」に続き
8月7日(土)、夏感ツアーが開催されました!
棚田見学 天水米の生育を観察

横手市大森町 

八沢木 塚須沢集落

集落12戸が総出で先祖から受け継いだ13haの棚田。八沢木集落・佐藤昇悟会長の後に続き、田植えをした棚田へ再び。

 

きれいな水で潤うこの田んぼには、たくさんの生き物が棲んでいました

 
今回の参加者・最年少の竜太くん(5才)は、沢ガニを見つけました。

 

 

◀小さくてかわいい、サンショウウオ発見!!
この後、水に帰してあげました。

 

他にも、ドジョウやゲンゴロウ、タニシを見つけた私たち。
「水がきれいなんだね、

ここで出来たお米は絶対おいしいはず!」

 

濃淡の緑に囲まれた塚須沢。

ぐんぐんと背丈を伸ばした苗の生長を見守り、同時に秋の収穫へ期待が膨らみます。

 

じゃがいも収穫体験

前回、植付をしたじゃがいもは、残念なことに大雨の被害を受けました。農業の難しさに直面することも体験。

 散歩中の近所のおじいちゃんと、

 ほのぼのおしゃべり。

改めて、じゃがいも収穫体験

大森町グリーン・ツーリズム推進協議会

後藤洋子会長の畑に移り、じゃがいも掘りに汗を流しました。


「みてみて!すごいでしょう?」

収穫した品種は「とうや」「赤いも」の2種。「とうやは煮崩れが少ないので煮物に。
赤いもは、甘みがあるのでサラダがお勧め」
と後藤会長。

参加者の石川さん(左)と後藤会長(右)。 赤いもについた、スイッチョン。 次々にじゃがいもを見つける八沢木集落・佐藤昇悟会長(中央)
伝統食を地元の方々と 

一杯の冷や汁で、猛暑のダルさが吹っ飛びます。お腹いっぱい頂きました。

車座になって食材を囲むと、話が弾む弾む
楽しい時間、ありがとうございました

昼食後のひとこま。参加者の友梨絵ちゃん(写真奥)、県 農山村振興課・草彅副主幹(中央)、佐藤技師(手前)

 オニヤンマを見つけて得意げな竜太くん。
 この日、何種類の生物を見つけたのかな。
夏野菜の漬け物作り

大森町のお母さんに、昼食でも好評だったきゅうりの漬物の作り方を教わりました。

皆さん、即席で作った漬け物のお味はいかがでしたか?

大森町流

きゅうりの漬物

 きゅうり 500g

 塩 10g

 砂糖 20g

これらを袋にいれて揉むだけ。

みりんを入れると混ざりやすいそう。

なすの漬け物

 なす 1㎏

 塩 60g

 砂糖 100g

 焼酎、からし、ミョウバン少々。
なすがすっぽり被るように水で浸します。

重石のいらない簡単な漬け方です。

~ポニーランド仁真園~

 

横手市内・第1号の農家民宿「仁真園」へ。

ポニーやヤギ、うさぎなど動物とのふれあいがいっぱい!子ども達の受入を中心に、様々な体験で親しまれている宿です。

沢水で動く水車が、参加者の目を喜ばせました。飛び散る水しぶきは、この日の暑さには気持ちがいい。

極楽寺の山へ  大森町 上溝 極楽寺集落
仁真園敷地内を軽トラで移動! 大人だってワクワクしちゃう!! たどり着いた地で見た景色は…

目の前に繰り広げられる出羽丘陵の山並み。そして鮮やかな緑の絨毯がどこまでも続く。

標高100mの仁真園の裏山。

集落の名前から取り、代表の佐々木さんは「極楽寺の山」と呼んでいます。

 

そびえる山に囲まれ、美しい緑の田を

見下ろせば、時が経つのを忘れてしまう。

まさに極楽、極楽。

 

「夢」、「太陽」などと名付けられた

東屋で過ごす時間も、また極楽。

動物ふれあい体験  

いやしの森 仁真園には、動物がいっぱい

 

友梨絵ちゃんと仁真園代表の佐々木さん。

散歩用のヤギ!

竜太君と地元・大森から参加の柴田さん

 
(大仙市)

友梨絵ちゃん&竜太くんのお母さんから

 

「子どもの夏休みの思い出を作ってあげたくて参加しました。子どもは連れてこられたと思っているかも。私の方が楽しんでます。」

 

でも、最後に友梨絵ちゃんは

「今日、遊んですごく楽しかったです、

 また来たいです」

と参加者全員の前で立派に感想をお話してくれたんですよ。聞き逃してしまったお母さんへ。

(横手市)吉田さんご夫婦

東京出身のご主人・仙台出身の奥様から

 

「スーパーに行けば、なんでも野菜がそろっていますが、今回のツアーで季節感を感じました。自然の中で素敵な体験ができました。」

 

この日、小学生の娘さんは一人で奥様の実家へ一人旅に出かけたそうです。次のツアーはぜひ親子で!

「合併して今の横手市があるんですよね。4月から転勤で横手に来たばかりだけど、それぞれの旧市町村に特徴があって、横手は個性的な街ですね」

見慣れた田んぼ。見慣れた畑。

県内各地から参加された皆さんの目には、どう映ったでしょうか。

 

背丈を伸ばした苗の生長、そこで過ごす様々な生物

じゃがいもと一緒に掘り起こし気付いた、農家さんの苦労、収穫の喜び。

 

きっと、お母さんたちの心のこもった料理も、緑が広がる風景も

新鮮だったり、懐かしかったりと、心の琴線に触れるものだったのではないでしょうか。

 

宝物は私たちのすぐそばに。。。

県南担当 けこさん

取材協力

大森町グリーン・ツーリズム推進協議会   *こちらもチェック 「大森町の棚田ブログ

いやしの森 ポニーランド仁真園

 6月~11月の土日のみ営業

 問合せは農家民宿 仁真園に同じ

 ※有料(例:ポニー馬車¥100)

農家民宿 仁真園

 住所:横手市大森町上溝字極楽寺234

 電話番号:0182-26-2931