広がる大地・大潟村を満喫
~農家民宿「さくら・イン」での収穫体験~(2011年9月大潟村)
当協議会会員である農家民宿「さくら・イン」にて、野菜の収穫体験があると聞き、よどぎみ行って参りました! お客様は、千葉県よりお越しの丹内夫妻。前日には男鹿観光をし、「ホテルサンルーラル大潟」に宿泊されたようです。では、さっそく「さくら・イン」オーナーの三村敏子さん家へGO! |
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農家民宿「さくら・イン」より、車で数分向かった場所に体験用の畑はあります。広大な敷地に、たくさんのビニールハウスが連なっています。「ここからここまでが、うちのハウス。今の季節はコスモスが咲いていて、そこが境になっているから、(隣りとの境界が)わかりやすいでしょ」と、敏子さん。 | |
★まずは、ミニトマト。 周りに一切遮るものがない広大な土地・大潟村で、太陽の光をさんさんと浴びて育った、「アップルトマト」という品種です。美味しそう! |
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★続きましては、とうもろこし。 鎌を使用するので、真剣です。少し小ぶりですが、とれました。後ろで敏子さんもニコニコ。 |
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★これは何でしょう? ・・・答えは、オクラです。断面が六角形の「角オクラ」が主流ですが、こちらは「丸さやオクラ」という珍しい品種です。角オクラと比べ大きくなっても硬くならず、やわらかいのが自慢。可憐な白い花も咲きます。 |
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★収穫は、まだまだ続く♪ 「北あかり」という品種のじゃがいも(写真左)と、「紅あずま」というさつまいも(写真右)。「イモ掘り楽しい!」 |
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★秋の香りのする青豆。 青豆「秘伝」は、病気に強い品種の枝豆だそう。これで収穫体験は終了。「いい汗かいたなぁ」 |
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★体験終了、いっぷく♪ 色とりどりのコスモスにうっとりしながら、ホッと一息。収穫したての野菜を洗って、その場でパクリ!「おいしーい!」 |
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★シャッターチャンス! 農作業後の語らいに花を咲かせていたら、傍に咲いていたコスモスにちょうどチョウがとまりました。カメラが趣味という寿美子さんは、一眼レフを手に取り、迷わずパチリ。 |
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今回の「さくら・イン」での体験は、能代の「第一観光グループ(白神なび)」が企画した「貸し切りタクシーで巡る秋の旅フリープラン」の行程の一部なのだそうです。 ドライバー歴22年、地元・能代で「第一タクシー」の運転手として旅のナビゲート役をしている山田良幸さんは、白神認定ガイドとしても活躍されています。「本当は、(白神の)山に強いんだけど、お客さんから要望があれば、県内どごさだって行くよ。以前、足が無い(移動手段が無いという意味)っていうお客さんを、農家民宿に連れて行ったこどもある。一日貸し切りだと、自由でいいべ?」と、お話してくださいました。 「せっかく遠くから来たんだから、うちだけじゃなく、村の良い場所にも連れて行ってもらいたくてお願いしたの」という敏子さんの想いから、収穫体験後は彼女の案内(タクシーの助手席からのナビゲート)により、どこまでも広がる田園風景を見ながらの村内ドライブとなりました。 |
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まずは、「経緯度交会点標示塔」がある場所へ移動。 ここは、北緯40度、東経140度のラインが交わる地点。緯度と経度が整数値で交わる場所を「交会点」といいますが、10度単位の交会点があるのは、日本の陸地ではここ大潟村だけです。また、この地点からは周囲360度にわたって広大な水田風景を見渡すことができ、干拓地のスケールの大きさが実感できます(「経緯度交会点」の案内看板より抜粋)。どこまでも続いていそうな灌漑用水を見て感心した寿美子さんは、ここでも写真撮影をしていました。 |
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写真では判りづらいですが、イナゴが大繁殖。小走りにぼう(秋田弁で追い払う、の意)敏子さん。「これって困るのよね~、佃煮にしようか…」と言いながらも、採りません(笑)。 | |
寛さんの「本当に低いね!」との言葉に、敏子さんが「この先端が、海抜ゼロメートルなの。つまり、大潟村は、海より低い土地なのよ」と説明すると、非常に驚かれていらっしゃいました。 |
後ろには「八郎潟干拓記念水位塔」が見えます。 大潟村の至る所で咲いているサルビアには、ブラックバス等の外来魚や未利用魚から出来た魚粉肥料が使用され、生態系保全や資源循環、八郎湖の水質浄化等に役立てられています。 |
「この後鶴形そばを食べに行って、海岸線に泊まるので、そちらも楽しみ」と、丹内さん。 |
大潟村巡りを終えて、お別れの時間。 敏子さんは、「本当に天気が良くて、何よりでした。やっぱり農業体験って、天気によって楽しさが左右されてしまうところがあるから」と、胸をなで下ろしながら、「別の季節にも、来てみてくださいね。(大潟村の)また違った表情が見られますから」と笑顔で送り出しました。 参加者の丹内寛さん・寿美子さんご夫妻は、「昨日の男鹿観光も含め秋田での2日間は“古里ってこういうもの”というイメージにぴったりで、楽しかったです。千葉にも田畑はありますが、大潟村のスケールの大きさに非常に驚いているので」と、感想を教えてくださいました。 広くて自由な秋田の風を体感しながら、農業体験だけでなく各地の観光も楽しまれ、身も心もリフレッシュされたようで、何よりです! 県央地区現地特派員 よどぎみ |
~農家民宿「さくら・イン」では、季節に応じた農業体験をすることができます~ |
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住所 南秋田郡大潟村字西3-4-19 小学生以下1人 2,000円(自炊される場合2,000円) ※宿泊部屋は母屋とつながっておりますが、別棟です。 |
URL http://www.ogata.or.jp/~a-mimura/ ●○●○ 各 種 体 験 メ ニ ュ ー ○●○● ★種まきから収穫まで、ハウスでは体験の受け入れもしています(詳しくはお問い合わせください)。 ・野菜栽培・稲作・・・1時間500円(人数が多い場合などはご相談ください)。 ・せっけん作り・・・固形せっけん60個分2,500円・粉せっけん40kg 6,500円(4~5月休み) ・初級英会話クラス・・・2時間500円(お茶を飲みながら英会話を楽しみます。4~5月休み) ・パソコン講習・・・1時間500円(大変丁寧にやさしく教えます。4~5月・9~10月休み)
【大潟村の情報HP】 http://www.ogata.or.jp/ |
●○●○ お ま け ○●○● |
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ハウスの外は、晴天!よどぎみも大根を収穫させていただきました!非常に愉快なお人柄だった、第一タクシーのドライバー・山田さんに差し上げました(^^) |