横手市山内地区。
   その中でも地域ぐるみの活動が目覚ましい、「三又営農生産組合」。

   同組合は、秋田県では定番の漬け物・「いぶりがっこ」の生産をはじめ、

   様々な活動に取り組んでいます。そのうちのいくつかをご紹介します。

(H22年5月29日~7月下旬まで) 

  いつの頃からか、横手市山内地区は「山菜王国」と呼ばれています。

  そんな地域の特性を活かし、すでにオープンしている「黒沢わらび園」に

   続いて、平成22年5月29日に三又営農生産組合による、「天然わらび園」

  がオープンしました。

 木漏れ日の湯 三ツ又温泉にて

    

   わらび園オープンに際し、記念すべき最初のお客様となったのは、

   河北新報の会員制組織「かほピョンクラブ」の皆さま。

   まずは、わらび園の問合せ窓口になっている「三ツ又温泉」へ。

   *伝統の千本キネ餅つき

  

▲この地方に伝わる千本キネ餅つき。かつては新宅の祝いの際についたそうです。

▲皆さんの協力でついたお餅。最後にこうして餅を高く掲げると歓声が!
組合員のお母さんたちが手際よく餅を振る舞います。 ホオノキの葉に餅と山菜のアイコをのせて。「おいしい!」 「いものこ汁、おいしかったですよ。わらびはどうやって煮たの?」

 

今回のツアーで、郷土料理の振る舞いを主に担当したお母さんたち。

高橋篤子さん(左)と高橋喜美さん(右)

ホッと一息ついたお二人をパチリ★
「今日はわらび園の他にも直売所がオープンしたから。あとで寄ってって!」
この日の組合員は大忙し!

 いざ、天然わらび園へ!


▲心配された雨が止み、2haのわらび園に夢中の
 お客さん達。

わらび!わらび!わらび!


こんな場所にまで!?

*頼りがいのあるナビゲーター★組合員のお孫さん達・高橋りゅういち君、りょうた君兄弟
この日、大人と一緒にわらび採りにきた、ちびっこ名人たち。「あっちに行こう!」 「りょうた、踊ったわらびばっかり採るなよ」とお兄ちゃん。踊る=開くの方言だそうです。 弟の分も持ってあげる優しいお兄ちゃんのりゅういち君。ビニール袋いっぱいになったね

 

✿かほピョンクラブの皆さんから

 

天然わらびをこの人数(40名)で採ってもまだ残ってるわね。普通は量り売りだもの、お得よ!
平地だから、腰痛持ちの私でも楽しめたわ
(袋いっぱいのわらびを両手に)夢中で採ったけど、仙台に着いてからどうやって帰ろうかしら。。。

 

✿三又営農生産組合 組合長

 石沢 英夫さん

「わらび園開園を迎え、たくさんの方に来てほしい。他の山内地域にも足を運んでもらい、地域の活性化につなげたいです。地域が元気になれば、私たちも元気になれるからね」

 

 

こちらの天然わらび園。不安になるほど山奥にあります。

「森林浴を楽しみながらここにきてください」
そんなふうに組合員の皆さんが案内してくれました。山菜採りを楽しむ他にも、これほどの自然に触れる機会、なかなかありませんよ。
「ぜ~んぶ採ってくださーい!」

「3日くださーい!」

そんな楽しい会話が印象的でした。

ちょっと一休み ・・・直売所「三ツ又の店」
(県道40号線を横手方面から三ツ又温泉方面に走ると、県道沿いにあります)

▲三又地区の有志6名によって開かれた直売所。


▲朝採りしたものを中心に販売を心がけています。

▲さすが山菜王国!今後は新鮮野菜が多く店頭に並ぶ予定です。

▲旬な食材を求めて気軽に寄ってください。土日に開けています。

 

天然わらび園

営業期間:開園中~7月31日(土)まで

営業日・時間
:毎週日曜日・水曜日 午前10時~12時

料 金
:一人1500円(2時間採り放題)

予 約
木漏れ日の湯 三ツ又温泉 (0182-53-5100)

その他:あく抜き及び発送は別料金になります

(引用:
あきた元気ムラHP

 今後も三又営農生産組合から目が離せません!
県南担当 けこさん