農家民宿 一の重へ。 |
2011年4月20日 |
東北地方太平洋沖地震発生から1か月余りが過ぎた4月。 |
*農作業開始 | ||
まずは、ほうれん草の選別作業から。直売所から、加工用のほうれん草の葉が欲しいとの依頼を受けて丁寧に切りそろえました。だんだん、慣れた手つきでスピードもアップ! | ||
更に、ほうれん草の重さを量って出荷準備。 | 「できました!」 | |
*ビニールハウスの張り替え | ||
次は、風化し、破れてしまったハウスのビニールを張り替えるお手伝い。お父さんが手順をしっかり伝授してくれました。 | ||
農作業の中で何事もきちんとタイプなお父さんに、大ざっぱなお母さん。そう言って笑わせてくれたのは、お母さんこと郁子さん。 そんな話をしながらも、みんなで一気にこなしてしまえば、あっという間に手間がかかる作業もおしまい! 合間には、お母さんが得意の「ゆべし」を作ってくれて、ハウスの中でたばこ(秋田の方言で休憩の意)も楽しみました。 |
*お昼ごはん | ||
午前中の農作業を終え、準備してくれたお昼ごはんに手を合わせます。 「いただきます!」 元気に声も合わせた後は、「おいしい~♪」の連続でした。ご馳走様でした! |
||
▶お昼ごはんのお礼は食器洗いと後片付けでお返しを。お母さんも大喜び♪ |
||
*むらっこ物産館へ |
(2010年6月撮影) |
午後の作業に入る前に、お母さんが田沢湖畔そばの直売所・むらっこ物産館に連れて行ってくれました。
山菜が少しずつ店頭に並び始めた季節。館内ではふきのとうの天ぷらを試食でいただくことができ、その一枚ずつ丁寧に揚げられた調理法は新鮮で、おいしいものでした。 |
|
*農家民宿一助へ ー再会ー | ||
むらっこ物産館からの帰り、お母さんは農家民宿一助に寄ってくれました。実はこの日、西木町を訪れたAIUの皆さんは、今年2月に農家民宿一助に泊まりがけで雪下ろしのボランティアに参加してくれていたのです。(そのときの様子はこちら。)2か月ぶりの再会に、お互いにぱぁっと目を輝かせていました。「今度はそばを食べに来ます!」その言葉は、また会いにくる約束に違いありませんでした。 | ||
*農作業 再び… | ||
また自宅に戻り、農作業の再開です。黄色い花を咲かせた小松菜を収穫。 | 播種機。「こうやって動かすんだよ」とお母さんが見せてくれました。大規模な米農家の苦労を垣間見た休憩時間。 | |
最後の作業は、ハウスでほうれん草の収穫です。収穫と言っても、時期を逃してしまったため処分されてしまう野菜たち。 「まだ食べられるところもあるから、選んで好きなだけ持ってっていいよ。」その言葉に有り難くうなずき、作業を進めました。おしゃべりを楽しみながらも、彼女達の手が止まることは最後までありませんでした。 |
*お別れのとき… | ||
農作業後、再び向かい合い、お別れの時間。 |
||
**神洋子さん**(写真左から1番目) |
||
**安友紫乃さん**(写真左から2番目) 「ものすごく手厚いおもてなしをしていただいて、ありがとうございました。私たちの労働がちゃんとお手伝いになっていたのか不安ですが、またぜひ作業のお手伝いをさせてください!お父さん、お母さん、おばあちゃんとにゃんこにもまた会いに来ます。(一部抜粋)」 |
||
**木村優里さん**(写真左から3番目) 「今日初めてお会いしたのに、なんだかずっと前から皆さんを知っていたような一日でした。農家の皆さんと触れあえば触れ合うほど、その温かさを感じます。これからも長い時間、ずっとずっと仲良くしていただけたら、と思っています。また手伝いに来ます。(一部抜粋)」 |
||
大きな爪痕を残した震災に、誰もが強く心を動かされたはず。
県南担当 けこさん |
■協議会会員 農家民宿一の重 1泊素泊まり 4,000円 |