農家民宿「重松の家」夏の仕事(2011年6月~7月)
グリーン・ツーリズム活動の柱となっている、受け入れ農家さんたち。彼らの本業である農作業の様子を、秋田市上新城にある農家民宿「重松の家」の一年を通してご紹介します。
「農家民宿「重松の家」春の仕事(2011年4月~5月)」に引き続き、夏の陽をたくさんに浴びて順調に生育しつつある水稲の様子と、大手企業より依頼された加工用トマトの作付から手入れ、地域住民を招待しての「さなぶりの会」までを、「夏の仕事」として風光明媚な秋田市上新城小又の田園風景とともにご紹介します。
◆トマトの定植 |
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5月17日、大手企業「カゴメ」の加工用トマト栽培が、上新城集落で行われました。これは、JA新あきたが「カゴメ」と契約し、営農センターより紹介された上新城集落が、カゴメで開発した(ケチャップなど)加工用トマトの契約農家として選ばれたものです。そこには、重松の家の佐藤さんご夫妻ら、地域の方々の協力が欠かせません。 |
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トマト栽培用の畑は、休耕田となっていた場所を利用しています。日照・水質・水はけの良さなど、選定に係る厳しい条件を見事にクリアした土壌です。 |
加工用トマトの苗は全部で2反歩分、2200本。肥料やり・畝立て・マルチ掛けなど、準備段階から定植まで、全て人の手で入念に行います。 |
当日は、夕方放送のニュースの取材も入りました。 |
畝を立てるために目印となる杭を打ちます。 |
平行に紐を張り、向こう側にも杭を打ちます。 |
次に、肥料(カルシウム)を蒔きます。 |
マルチ畝を立てていきます。 |
シートが風で飛ばないよう、脇を踏み固めます。 |
この、方向転換が一番危険で難しい。 |
簡易定植機で、苗の定植。 |
◆トマトの生育チェック |
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ちょうど一ヶ月が経ちました(写真は6/17)。 |
綺麗な緑色をした葉が出てきました。 |
時折、生育状態をチェックします(写真は7/12)。 |
トマトの花と実。順調に生育中、収穫は8月です。 |
まるで我が子を慈しむように、丁寧に手入れをする重博さんの姿が印象的でした。 |
上新城地域のみなさん。ひと仕事を終え、たばこ(秋田で、農作業の合間の休憩のこと)の時間。 |
◆農家民宿「重松の家」2周年記念「さなぶりの会」 |
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7月12日、農家民宿「重松の家」開業2周年の記念を兼ねた昼食会が行われ、日ごろお世話になっている上新城地域の住民らとともに喜びを分かち合いました。 午前中は小又集落の方々が「さなぶりの会」として集まり、秋田市企画財政部広報広聴課の主催による施設見学として、秋田公立美術工芸短期大学や北部市民サービスセンターを視察されたそうです。 |
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「さなぶりの会」時の昼食。 |
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◆動画サイト用ロケ時 |
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重松の家周辺を舞台に、「秋田地域食農観まるごと発信事業」の委託を受けた団体が、動画サイト(ユーチューブ)に載せる動画の撮影を行いました。 |
「ど」という仕掛けに、ドジョウがかかっているかを調べる重博さん。「三ヶ所に仕掛けたが、三つめは多いと思うな」長年の経験からくる勘です。 |
たくさん引っかかっていました! |
ロケはその後も続き、佐藤家の野菜ハウスでの収穫体験の様子も収録されました。
佐藤さんご夫婦にインタビューの様子。 |
獲れたドジョウを使用した、郷土料理。 |
収穫された野菜たち。 |
✿ 秋 田 市 上 新 城 の 豊 か な 風 景 ✿ |
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(写真上)風にそよぐ、人の背丈ほどに伸びた花葵。今シーズン、上新城小又地区の民家のあちこちで見ることができます。 (写真右)上下とも、百日草。 |
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イトバハルシャギク。 |
キキョウ。 |
ナス。 |
姫ヒマワリ。 |
トマト畑傍の用水路。 |
用水路傍の木。 |
「10町歩ある田んぼの維持管理は、ほんとに難儀」と、祐子さん。「でも、色んな人がたの協力を得て何とかやってこれているから。そういう意味でも今回のさなぶりの会は、いっつもお世話になっている地域の方々へのお礼」なのだそうです。
5月27日に、白百合保育園の年長組の園児が田植えを行った田んぼも、すくすくと生育中(写真右)。
★農家民宿「重松の家」春の仕事(2011年4月~5月)も、ぜひご覧ください!
県央地区現地特派員 よどぎみ 呼んでいただいて、ありがとうございました! |
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住所 秋田市上新城小又字田中13 ※「卵かけごはん」は、宿泊者のみに振る舞われます。 |