仙北平野あぐり耕房推進協議会/農業体験・民泊受入 2024年5月16日取材

5月、3日間の野外活動で秋田県を訪れている仙台市立館中・2年生の皆さんの様子を取材させていただきました。1日目は仙北市田沢湖を訪れ、野外炊飯や田沢湖ウォークを楽しんだという皆さん。2日目のこの日は大仙市・美郷町・横手市の農家を訪れ、農業体験に挑戦、そして仲間と一緒に民泊をするという行程です(受入団体:仙北平野あぐり耕房推進協議会)。きっと初めての体験だらけでドキドキの連続だったことでしょう。
※写真は、しゅしゅえっとマルシェ駐車場(大仙市)で行われた対面式の様子です。

大仙市松倉地区の佐々木さんの畑はとっても広く、生徒の皆さんもびっくり。「東北と言えばこんな風景ですよね」なんて話してくれる生徒さんもいました。慣れない土に足を取られながら、ご主人の後を追って畑を行ったり来たり。正確にまっすぐ畝を作りビニールを貼る作業やすでに植えた「いんげん」に支柱を立てるため、重いパイプを運ぶ作業等、「本当に助かる~!」と奥様の冷子さん。この時期は田植えや畑、そして苗販売もしているそうで、「みんなの協力が本当にありがたい」と話していました。

こちらは、あぐり耕房代表で、大仙市角間川地区の古谷さんが受け入れしている様子です。鳥海山が眺められる広大な畑で汗を流していました。農家の大きな車庫で休憩。ひと息つきながら、「なんの野菜の苗植えたっけ?」という古谷さんの質問に、「里芋と枝豆と…」と答える皆さん。「作業のあとのお菓子ってうめべ~?」と楽しい会話をしていました。また、「最後にじゃがいも植えるよ!」の声で腰を上げ、クワで畑を耕し始めました。芽が出た種芋を植える作業に「じゃがいもを植えるの?」と不思議がる生徒さんもいました。晴天の下での作業は、気持ちよくもその大変さを実感できたことと思います。きっとどのグループも友人たちと作業を共にし、農家との会話を通じていろいろな知識や気持ちを吸収できたのではと思います。

翌日、館中学校の皆さんは農家を出発して角館に向かうとお聞きしました。秋田で過ごした3日間がよい思い出として生徒皆さんの中にずっと残ることを願っています。