~グリーン・ツーリズム交流博 “ここから秋田”~ |
昨年3月に実施して大好評だったこの企画。今年は2月25日、農家民宿 泰山堂(仙北市西木町)で、「泰山堂の餅っこづくり体験」を行いました。代表の藤井けい子さんが餅づくりの先生です。 今年は、材料を大まかに記載したレシピを用意し、一緒に手を動かしながら作りました。 目標は8品!さあ、チャレンジ!! |
まずは「小豆ゆべし」から。材料をよーく(根気よく)混ぜます。「これはやっぱり男性にやってもらうとよく混ざるな」と藤井さん。 |
その一方で、餅の中に入れる餡を丸めていきます。蒸かしたり、丸めたり、混ぜたり・・・が同時進行で進んで行きます。 |
|
餅米をつぶします。力のいる作業です。 | 「椿餅」を作って行きます。掌にのばした餅に餡を包みます。 | |
椿の葉にちょこんとのった椿餅。うっすらしたピンク色は、餅米をつぶしているときに、食紅を少し入れて、あんまり混ぜないようにすると、包んだ時いい色合いになりました。 | 後で、かぼちゃのゆべし(小豆ゆべしの中に模様で入れた残りです)をちいさく丸めて、ちょこんとのせるとあら、ますます椿の花に! | |
今日は、蒸し器がフル稼働。小豆ゆべしのベースが出番を待ちます。 | そのお隣の蒸し器には、なると餅。この地域では欠かせない春のお餅です。 | |
蒸し器を見ていた間に、ずんだ餅が完成。ずんだは、枝豆で「これおいしいな」と思った豆を選んで作るそう。農家ならではです。 | 蒸し上がったゆべしのベースを伸ばして、中の模様にかぼちゃゆべしをランダムに(ここが藤井流)入れていきます。 | |
くるっと巻いて、巻きすでキュッと型をつけて「小豆ゆべし」の完成!実は、これ、藤井さんの十八番。藤井家にお嫁に来て、すぐに教えてもらったものだそう。 | 餅粉を練っていきます。しかし、今日の餅粉は先生を悩ませます・・・。水分は、計量どおりではなく、その日の餅粉の状態を見てね!というのが良く分かりました。 | |
苦戦した餅粉で、この地域のひな祭りには欠かせない、「笹っぱ餅」づくり。いろんな模様をつけていきます。 |
同時進行で、大福と鶯餅に使う餅粉が蒸け上がります。 | |
「やわらかくて、手についちゃった~」の声に、「その時は、お腹に収めるしかない!(笑)」と藤井さん。 | 藤井さんが「○十年ぶりに作るんだよな~」というごまゆべしも、参加者の皆さんと丁寧にゴマを餅に練り込んで行きます。 | |
時間オーバーしてしまいましたが、なんとか8品完成! | ||
小豆ゆべし | 椿餅 | ずんだ餅 |
大福 | 笹っぱ餅 | なると餅 |
ごまゆべし | うぐいす餅 | 藤井さんのご厚意・汁物 |
練った餅粉がやわらかすぎというアクシデントもあり、時間オーバーしてしまいましたが、皆さんのご協力で8品完成させることができました。
「作り方は、もちろん、漬物や他の料理の作り方も知ることができた」「知らない事を知るのはうれしい」「餅料理の数の多さと手際の良さに感激」「(笹っぱ餅の)蒸かし過ぎも見れて良かった」(←これは、目を離しているうちにうっかり・・・でした。餅ってデリケートなんです。) という、感想をいただきました。
3月は、ひなまつり、卒業式、お彼岸と餅菓子の出番の多い時期。「これなら私一人でも作れそう!」と思っていただき、ご家庭でチャレンジしていただけたら嬉しいです。
平成28年は、「農家の行事食」にスポットをあてた、体験企画を計画していきたいと思っています。今回は、その第一弾。餅の奥深さを知りました。 |