地域の農家と語ろう!交流しよう! |
「地元の子ども達にも、地元で農家体験を。」を合言葉に、今年から始めた「地域の農家と語ろう!交流しよう!ふるさと体験」。1回目を10月に大館市で実施しました。その時参加できなかった児童の「参加したかったなあ~」の声と、受け入れ農家からの「もう一回受け入れしたい!」という双方の熱い要望を受けて、2回目のふるさと体験を実施しました。市内の小学4~6年生18名と受入農家3人による、大館市の魅力再発見の2日間です。 |
【12月12日(土) 1日目】 陽気な母さんの店にて全体歓迎セレモニー |
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今回も、受入してくださるのは、石垣一子さん(いち林)、畠山市子さん(松之助)、畠山フサ子さん(大杉の家)。事務局も今回は「比内地鶏」になって進行です。 |
「2日間、よろしくね」 |
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忘れちゃいけない「秋田弁ラジオ体操」で、体をほぐします。最後にお腹をさすりながら、大きな声で笑うのがポイントです。 |
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りんごチップスづくり | ||
①りんごを拭きます。使用するりんごは、「秋田紅あかり」と「ジョナゴールド」。酸味があっておいしいチップスになるそう。 | ②りんごを半分にカット。 | |
③芯を専用のスプーンでくりぬきます。アイスを盛るみたいだね~ | ④りんごの上と下を包丁ではずしてもらったら、5㎏分ボウルにたまるまで見守ります。 | |
⑤力持ちの頼もしい男子達が、加工室に運びます。 | ⑥加工室では、専用のカッターマシーンでスライス。スイッチを入れる時、大きな音がするので、大人でもびっくりしました! | |
⑦スライスしたりんごを丁寧に洗浄します。 | ⑧専用のトレイに均等に並べたら・・・ | |
⑨背の高い6年生が、乾燥機の中へ。なんと、100㎏のりんごを処理しました!明日のお昼頃には、完成予定。 |
今年は、風が強くて、木に実があるうちに傷が多くついてしまったそうです。しかし、生食で売るとゼロの価値にしかないものに、少し手間をかけることで、生食で売るのと同じ値段で販売できる。これが加工の醍醐味!と石垣さんが話して下さいました。 | |
郷土料理「きりたんぽ鍋」づくり体験 | ||
温泉の入浴が済んだら、夕食に食べる「きりたんぽ鍋」づくりです。この体験は、県外の修学旅行生にも体験してもらっていて、大変好評です。大館市内でも、オール電化の家屋が増えていることもあり、たんぽを焼くところから作る御家庭が少なくなっているそうです。 | ||
まずは、炊きたてご飯を半分つぶします(半殺しです。皆殺しではいけません。)鍋に入れるのは7分ぐらいつぶしたのがいいそうです。 | くしに巻き付けます。くしの頭が出ないように注意してな~。 | |
いよいよ、焼いていきます。 | 1本は、みそたんぽに。食べながら、たんぽを焼く時の心構えをお聞きしました。 | |
塩キャベツも作りました。 | デザートには、りんごジャムを添えたヨーグルト。 | |
鍋の調理も自分達で。 | もちろん、お母さんがおいしくなるようにチェックしてくれます。 | |
完成です! | 美味しく食べた後は、後片付けも自分達で頑張りました。 | |
【12月13日(日) 2日目】 地域のお菓子づくり「ごまもち」づくり体験 地産食材による豚汁&おにぎりづくり体験 |
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初めに「秋田弁ラジオ体操」で体をほぐします。 | 石垣さんが、「ごまもち」が作られるようになった由来を話してくださいました。昭和43年頃、一村一品運動で「ごま」「あわ」が栽培されるようになったのがきっかけだそう。このごまもちのレシピは、加工の大会で優勝したことがあるんです!地域の誇りですね。 | |
もち粉に水をあわせます。 | 同時に、ごまも2種類準備。砂糖と良く混ぜ合わせます。 | |
蒸し器の中に、均等に、そして丁寧にいれていきます。ゴマと混ぜる時に、分量が変わっちゃうと困るからね・・・。 | ||
餅が蒸し上がる間に、豚汁の具材を準備します。白菜を切りやすいように1枚1枚はがします。 | にんじんは食べやすい大きさに。 | |
大きな鍋で豚肉を炒めます。 | じゃがいもは重いから気をつけてね。 | |
豚汁の具材をちょうど鍋に入れ終えた頃、餅が蒸しあがました! | 熱い餅に、ゴマをかけて手のひらで押していきます。絶対、餅の中に指を入れちゃダメだよ! | |
餅を均等に分けたら、いよいよ成形。ねじったり、平らにして中に黒ゴマ餅を入れたり・・・。 | ||
手早くやらないと固くなるそうです。 | 試しに切ってもらうと、いろんな模様が出てきてびっくり。 | |
次は、おにぎりづくり。前回の教訓を生かして、わかめごはんです。 | ごはんつぶも大事にね。 | |
子供たちの力作です。 | 豚汁も美味しそうに出来上がってきましたよ~ | |
配膳もみんなで協力して行いました。 | おいしそうでしょ?ええ、とっても美味しかった! | |
お迎えにいらした家族と一緒にいただきました。家族に料理を作った子供たちの顔が、みんな誇らしげに見えました。 | ||
後片付けも、みんなで協力しあいました。 | 「またね!」と笑顔でお別れ。「陽気な母さんの店に来たら、声かけてね。」 | |
今回は、12月ということもあり、室内でできる作業をたくさん行いました。冬の間の農家の仕事を、一部分ですが体験してもらいました。 1つ1つ作業を経験していくごとに、子供たち同士、受入農家と子供たちが仲良くなっていく様子が見られました。 大館の未来を担う子供たちに、大館の魅力をまた一つ、伝えることができました。 |
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