~ たそがれ野育園 ~ |
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潟上市飯田川地区の「たそがれ野育園」で、新春もちつき大会が行われました。 新年始めての再会とあって、「おめでとうございます」のあいさつと共に、和やかな雰囲気で始まりました。 不耕起栽培・自然乾燥のもち米を「ぬかくど(もみ殻を燃料にしたかまど)」で蒸し、今年の抱負を杵に願いをこめ、みんなでつきました。 いろんな味でおもちを食べた後は、昨年の反省と今年の取り組み、これからの展望についてゆっくり語り合いました。 |
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ぬかくどでもち米を蒸す | ||
最初に、菊地さんがぬかくどを設置し、火おこし。ぬかくどは、昭和30年ごろ流行したんだそうです。あなたの家にもあるかも!? | 窯の中がドーナツ状になっていて、真ん中に火種を、外側にもみ殻を入れます。うまく点火できるかな?。もみ殻が燃えてくると静かに灰になるので、随時もみ殼を補充していきます。 | |
つば窯でお湯を沸かします。 | 煙が出ています・・・。不完全燃焼だと煙がでちゃうんだそう。このあと、しっかり燃焼しました。ご安心ください。 | |
お湯も沸いたところで、もち米を蒸し用の窯に入れます。今日のもち米は「こがねもち」3升。20分くらいで蒸せるそう。 | ||
「こうやって、火のまわりにいるのが楽しいよな♪」と男性陣。 | 「もち米が蒸けるのを待つ時間が幸せな時間だよね~」との声も。あったかい湯気とともに、蒸け上がりました。 | |
その頃、子ども達は・・・ | ||
隣の公園で、雪遊びです。大学生のお姉さんも一緒に遊んでくれて楽しかったね! | 「よいしょ」。もちつきの練習です。菊地さんが子ども用に小さな杵を作ってくれていました。 | |
その頃、厨房では・・・ | ||
大豆を炒って、きなこにしたり(これがとっても香ばしい!)、ゴマをひたすらすったり(これがとってもクリーミーになるまで仕上げてくれていて感動!)・・・。この他にも、汁物や大根おろしを作ったりと、大学生パワーが炸裂! |
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もちつき~仕上げ | ||
さあ、臼に蒸し上がったもち米を入れて・・・ | 菊地さんが手早く、つぶしていきます。ここを手早くやらないと冷めて固くなってしまいます。でも、早くもちつきがしたくてたまらない子ども達。 | |
小さい子ども達は、大人と一緒に。みんなで順番につきました。 |
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「よいしょ!」の掛け声のかわりに、今年の抱負を。「グレードアップ!」や「(完全)燃焼!」との声があがり、和気あいあい♪ | つきあがりました~ | |
味付け~試食 | ||
自然乾燥した藁を使用した藁づと納豆。ちょっと発酵が足りなかったようです。大粒の納豆で食べ応えありそう! | きなこもよくできて、うまくもちにからんでいきます。 | |
大根おろしもち | きなこもち | |
納豆もち | ごまもち | |
味付けが終わったら、みんなで食べよう!この他にも、焼海苔を巻いて食べたり、胡椒のオリーブ油漬を載せて食べたり、みたらし味にしたりと楽しみました。 | ||
こちらは、大学生の盛り付け。今回は、マイ皿・マイお椀・マイ箸持参だったので、おもちに合わせたコーディネートでしたよ! | おいしくって、お皿もなめちゃうよ! | |
今年の作付に向けて・・・ | ||
「昨年は、たくさんの関わりで稲刈りができた。引き続き、みんなで助け合って、人の輪が広がるような『たそがれ野育園』をやっていきたい。」と園主の菊地さん。参加者から、反省も含め、活動方法の提案もありました。
話し合いの中で、「野育園のお米は、小粒で小さいし割れやすい。そして、玄米も食べ慣れていない。でも、『思い入れ』が一番のごちそうで、お米に対する気持ちを家族に感じてほしいと思うから、白米に混ぜて炊いたり、スープにしたりしている。」 菊地さんからは、「うちは、堆肥として米ぬかのみ使用している。土本来の味がしてくると思う。」と力強い返事がありました。
ゆっくりと自然の中で育つ、小さくても思いの詰まったお米に想いを馳せたひとときでした。 |
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もち米を蒸かしている最中に、白鳥のV字飛行を発見。「おおーっ」と歓声が上がりました。 | ||
たそがれ野育園の活動は、ファームガーデンたそがれFacebookにも掲載されていますのでチェックしてください。秋田ふるさとオーナー2014特設ページ、または、耕さない田んぼのオーナーページ(潟上市飯田川地区)でもお知らせいたします。 |
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