~ たそがれ野育園 ~
新春もちつき大会
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2015年1月11日(日) 〈潟上市・飯田川地区〉

 
潟上市飯田川地区の「たそがれ野育園」で、新春もちつき大会が行われました。
新年始めての再会とあって、「おめでとうございます」のあいさつと共に、和やかな雰囲気で始まりました。
不耕起栽培・自然乾燥のもち米を「ぬかくど(もみ殻を燃料にしたかまど)」で蒸し、今年の抱負を杵に願いをこめ、みんなでつきました。
いろんな味でおもちを食べた後は、昨年の反省と今年の取り組み、これからの展望についてゆっくり語り合いました。
     
 ぬかくどでもち米を蒸す
     
最初に、菊地さんがぬかくどを設置し、火おこし。ぬかくどは、昭和30年ごろ流行したんだそうです。あなたの家にもあるかも!?   窯の中がドーナツ状になっていて、真ん中に火種を、外側にもみ殻を入れます。うまく点火できるかな?。もみ殻が燃えてくると静かに灰になるので、随時もみ殼を補充していきます。
 

   
つば窯でお湯を沸かします。   煙が出ています・・・。不完全燃焼だと煙がでちゃうんだそう。このあと、しっかり燃焼しました。ご安心ください。
     
お湯も沸いたところで、もち米を蒸し用の窯に入れます。今日のもち米は「こがねもち」3升。20分くらいで蒸せるそう。
     
「こうやって、火のまわりにいるのが楽しいよな♪」と男性陣。   「もち米が蒸けるのを待つ時間が幸せな時間だよね~」との声も。あったかい湯気とともに、蒸け上がりました。
その頃、子ども達は・・・
 
隣の公園で、雪遊びです。大学生のお姉さんも一緒に遊んでくれて楽しかったね!   「よいしょ」。もちつきの練習です。菊地さんが子ども用に小さな杵を作ってくれていました。
 その頃、厨房では・・・
     
大豆を炒って、きなこにしたり(これがとっても香ばしい!)、ゴマをひたすらすったり(これがとってもクリーミーになるまで仕上げてくれていて感動!)・・・。この他にも、汁物や大根おろしを作ったりと、大学生パワーが炸裂!
もちつき~仕上げ
     
さあ、臼に蒸し上がったもち米を入れて・・・   菊地さんが手早く、つぶしていきます。ここを手早くやらないと冷めて固くなってしまいます。でも、早くもちつきがしたくてたまらない子ども達。
     
小さい子ども達は、大人と一緒に。みんなで順番につきました。
 
「よいしょ!」の掛け声のかわりに、今年の抱負を。「グレードアップ!」や「(完全)燃焼!」との声があがり、和気あいあい♪   つきあがりました~
味付け~試食

 

自然乾燥した藁を使用した藁づと納豆。ちょっと発酵が足りなかったようです。大粒の納豆で食べ応えありそう!   きなこもよくできて、うまくもちにからんでいきます。
   
 大根おろしもち    きなこもち
 
納豆もち   ごまもち

味付けが終わったら、みんなで食べよう!この他にも、焼海苔を巻いて食べたり、胡椒のオリーブ油漬を載せて食べたり、みたらし味にしたりと楽しみました。
     
 こちらは、大学生の盛り付け。今回は、マイ皿・マイお椀・マイ箸持参だったので、おもちに合わせたコーディネートでしたよ!   おいしくって、お皿もなめちゃうよ!
 今年の作付に向けて・・・
     

「昨年は、たくさんの関わりで稲刈りができた。引き続き、みんなで助け合って、人の輪が広がるような『たそがれ野育園』をやっていきたい。」と園主の菊地さん。参加者から、反省も含め、活動方法の提案もありました。


●参加しやすい日程設定をお願いしたい。でも、ここに来るのは、価値のある時間。
●もっと小学生に来てほしいなあ。
●概要が分かって、1年間のやることの流れがわかれば、菊地さんに「なにすればいい?」と聞かなくても、つながりの中で主体的に参加者が行動できるようになると思う。
●田んぼで、一人の時間を過ごしている。夢中で作業していると、気持ちがスッとする。 

 

話し合いの中で、「野育園のお米は、小粒で小さいし割れやすい。そして、玄米も食べ慣れていない。でも、『思い入れ』が一番のごちそうで、お米に対する気持ちを家族に感じてほしいと思うから、白米に混ぜて炊いたり、スープにしたりしている。」 菊地さんからは、「うちは、堆肥として米ぬかのみ使用している。土本来の味がしてくると思う。」と力強い返事がありました。

 

ゆっくりと自然の中で育つ、小さくても思いの詰まったお米に想いを馳せたひとときでした。

もち米を蒸かしている最中に、白鳥のV字飛行を発見。「おおーっ」と歓声が上がりました。
 

たそがれ野育園の活動は、ファームガーデンたそがれFacebookにも掲載されていますのでチェックしてください。秋田ふるさとオーナー2014特設ページ、または、耕さない田んぼのオーナーページ(潟上市飯田川地区)でもお知らせいたします。

 
 

◎お問合せ
たそがれ野育園運営協議会(代表 菊地晃生)
TEL/FAX  018-877-6306
E-mail
kikuichi@snow.plala.or.jp