~ たそがれ野育園 ~ |
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潟上市飯田川地区の「たそがれ野育園」で、寒仕込みとなる「みそ作り」と秋田に古くから伝わる伝統の味「寒こうじ作り」を行いました。指導は、野育園代表・菊地晃生さんの奥様です。シンプルな材料で、じっくり熟成のときを待つみそと寒こうじ。参加者の皆さんが丁寧に手作りする様子をお伝えします。 |
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みそ作り | ||
まずは、野育園で用意してくれた「こうじ」を一人当たり1150グラムになるよう量ります。 | こうじをほぐす作業は、子どもたちも喜んで手伝ってくれました。 | |
参加者の皆さんは、お好みの大豆500gを水に浸し、柔らかく煮るところまで下準備してきていました。 その大豆を大鍋にお湯を張って温めます。青大豆を準備した方もいて、皆さん少しずつ大豆の色が違いました。 | ||
大豆が温まったら、すりこぎでまんべんなく潰します。 | ||
慣れている方は、ジップロックに入れたまま手で押しつぶしました。 | 大豆が潰れたら、こうじと塩320gとよく混ぜます。 | |
大きな鍋の中でよく混ぜたら、みそを保管する容器の中によーく空気を抜いて入れます。そして、さらにこの上に塩を敷き詰めてラップ・落し蓋を置いたら完成です。ご自宅で重しを入れて必要なだけの天地返しを行って均一に熟成させると夏以降には食べられるとのこと(来冬まで待つと更においしく)。皆さん、ご家族が喜ぶ様子も思い浮かべて、作ったのではないでしょうか。出来上がりが楽しみですね! | ||
寒こうじ作り | ||
皆さんがみそ作りを行っている頃、菊地さんは「ぬかくど(もみ殻を燃料にごはんを炊くかまど)」を使って、寒こうじ作りに使用するもち米を炊いてくれました。この日、大潟村グリーン・ツーリズム連絡協議会メンバーの小林大蔵さんも、もみ殻が燃料の手作りストーブを菊地さんにお披露目しに野育園へ。 | ||
寒こうじづくりは、簡単まぜるだけ。こうじ一升と塩1,900gを混ぜてからもち米1升と混ぜました。出来たものは参加者の皆さんで分けました。 | しばらくするとツヤが出てきてしっとり。美味しそうな見た目にペロッと一口味見すると…しょっぱーい!!こちらも早くても夏以降まで待ちます。 | |
その頃、子どもたちは… | ||
大人たちが仕込みを頑張っている頃、子どもたちは綿繰り機を使って、綿花を綿と種に分けるお手伝い。菊地さんは、綿花を栽培しています。 | 折り紙、あやとり、外遊び…。子どもたちの興味の幅はどこまでも広く、遊びになると大人より体力がありますね(^^) | |
お昼ごはん | ||
お昼ごはんは、ぬかくどで炊くごはん!もちろん、野育園でみんなで育てたお米です。 | 一晩水に浸けた生の大豆をブレンダーで滑らかになるまで砕きます。お手伝いバッチリ♪ | |
その大豆を煮干、こんぶ、ゴボウで出汁を取った味噌汁の中へ。ふわふわな見た目のこちらは、郷土料理の「豆汁(呉汁)」です。 | さて、みんなでお昼ごはんの準備です。ぬかくどで炊いたご飯はおこげもあって、食べるのが楽しみ。 | |
「懐かしい」、「初めて聞いた」と反応は様々な郷土料理・呉汁。感想はいかに…? | 呉汁は、大豆の食感がやや残り、風味も◎。体を温める栄養価の高い呉汁も、一粒一粒が立ち、ふっくら炊きあがったごはんも「おかわり!」と大好評でした。 | |
田仕事の振り返り・タネの交換会 | ||
午後は、今年の活動を振り返りつつ、今春以降の活動について話し合いが行われました。参加者の皆さんからもアイデアが出てきます。 | そして、菊地さんのご友人で、八峰町手這坂で暮らし始めた木村友治さん(viento norte)をお招きして、タネの交換会が始まりました。 | |
木村さんは、移住した手這坂の土地に向く野菜を探るため野菜を30品目以上育てたと言います。 |
まるで木の実のようなタネはなんだろう?? 正解は、「ごぼう」。初めて見た人が多くみんなびっくり。 |
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かぼちゃやズッキーニ、もちあわ、もちきび、バターナッツの種などを見せていただきました。 | 菊地さんも主に大豆を見せてくれました。「みそや醤油、豆腐、納豆など和食に多く使われる大豆なのに自給率は低い。もっと自分で作りたい」と菊地さん。 | |
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このあとも菊地さんと木村さんが中心となり、畑や土づくりの難しさ、土地と作物との相性や育てる手間暇など話は尽きず、皆さん興味深くお話を聞きました。
野育園の活動は、いつも農業や暮らしそのものの原点を振り返り、その大切さに気づかせてくれます。これから、「みそは自分で作る」という参加者の方もいらっしゃるかもしれませんね。今年も、もう少しでたそがれ野育園の米作り・野菜作りが本格的に始まります。ご興味のある方、ぜひ野育園の活動に参加してみてくださいね。 |
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たそがれ野育園の活動は、ファームガーデンたそがれFacebookにも掲載されていますのでチェックしてください。秋田ふるさとオーナー2014特設ページ、または、耕さない田んぼのオーナーページ(潟上市飯田川地区)でもお知らせいたします。 |
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