<横手市山内>山内そばオーナー そば打ち体験と山内地域めぐり |
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「秋田ふるさとオーナー」の実施地区を訪ねて、農村のいいところを探してこよう!と始まった「バスで行く 農村いいとこ発見号」。 |
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今回の行程(1台のバスで日帰りです。) | ||
さあ、出発! | ||
秋田市にお住まいの方を中心に、27名の皆さんが参加。前回の「じゅんさい摘み取り体験」に続いて2回目のご参加の方も。 |
今回も、当協議会賛助会員・(有)秋田コスモトラベルと一緒に実施します。頼りになる山本一太所長。 | |
道中、「秋田ふるさとオーナー」の取り組みについて、秋田県農林水産部農山村振興課・大友副主幹からご説明していただきました。 | 1時間半ほどで、横手市山内に到着です。 | |
山内そば乾燥調整施設見学 | ||
「山内そばオーナー」のそば畑を管理している(農)山楽里(さらり)のそば乾燥調整施設を見学。佐藤健一代表理事からそばの栽培から出荷までの作業について説明を受けました。 | 試行錯誤の結果、現在は無農薬の「階上早生」で統一しているそうです。そばの実も見せてもらいました。 | |
さあ、そば打ちです! | ||
岩瀬ふれあい館に移動し、さあ、チャレンジ。先生は、「道の駅さんない」石沢副支配人。 | まずは、先生が一鉢、お手本を。中力粉2:そば粉8の合計500gでそばを打ちます。大体、4~5人前できるそう。 | |
2~3人のグループで行います。 |
「そば打ちは初めて」という方も多くいらっしゃいました。皆さん真剣そのものです。 |
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難しいところは、先生の見事なフォローが。うれしいですね! | 打ち上がったそばはお土産として、ご家庭で楽しんでいただきました。 | |
昼食は、先生の石沢副支配人が今朝打ちたてをざるそばで。山内名物・いものこ汁のセットでいただきました。 |
「おいしい!」の声が、そこかしこから聞こえます。ウッディさんないでは、4~5人前の「いものこ鍋セット」の発送も行っているそうです。 | |
山内地域めぐり(筏の大杉・山内漬本舗加工組合) | ||
県指定文化財になっている「筏の大杉」を見学しに、比叡山神社へ。木々の上に、2本にょきっと先端が見えています。 |
その先端の下はというと、ご覧のとおり。カメラに収まりきりません(この写真は、9月に撮影したものです。大きさをお伝えしたく、掲載しました。) |
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案内役の高橋一郎さん(写真左)から、説明を受けました。「筏の大杉」は、木の周囲が11mもあり、樹齢千年以上と言われる巨木。あまりの大きさに参加者からは感嘆の声が上がっていました。 | ||
次に、(農)山内漬本舗加工組合へ。髙橋勝美社長から、山内の「いぶり大根(いぶり漬けとも」の製造方法について説明を受けました。 敷地内には、いぶす前の大根が大量に。毎年、10万本もの大根を漬け込むそうです。 |
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「いぶり大根」は一説には山内地域が発祥とされる漬物です。特徴は大根を燻製にすることですが、山内地域は県内でも特に雪が深く、大根を屋外に干すことができないので、囲炉裏の上に干したことから生まれたそうです。 その大事な製造工程の一つ、「いぶし小屋」を空けてもらうと・・・ 扉を開けたとたんに、すごい量の煙が! |
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煙がはれると、それまで小さかった炎が勢いよく燃え上がりました。大根はいぶし始めたばかりだそうで、まだ白くて固そうです。 |
いぶし終わった大根です。小屋の規模にもよりますが、2~4昼夜いぶすそうです。楢や桜、りんごなどの薪を使っていぶします。火力の調整のため、夜に2~3回起きて薪を足さなければならないので、地味につらい作業だそうです。この後、約2ヶ月間樽につけて「いぶり大根」になるのだそうです。 | |
大根を洗って、いぶす準備をして、いぶしたあとは、漬け込んで・・・と所狭しと、作業されていました。こうして、美味しい漬物が食卓に上るんですね。 (農)山内漬本舗加工組合では、薬草の研究も行っているそうです。薬草とその薬効について説明していただきました。珍しい原料を手にとってにおいをかいだりと、勉強になりました。 |
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道の駅さんないでお買いもの | ||
最後は、「道の駅さんない」で、旬の野菜を中心にお買いもの。産地ならではの「いものこの詰め放題」もありました! |
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「初めてのそば打ち、楽しかった!」との感想を多くいただきました。また、「普段見る事がないものを見ることができた」と、満足感の高いツアーになりました。 年越しには欠かせない、おそば。横手市山内のそば粉でマイ手打ちそば。いかかですか? |
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さんないそばオーナー<平成27年度>
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