今年も「ごっつぉ玉手箱列車」快走中!!
2016年2月 仙北市角館町~北秋田市阿仁
(文・写真 農家民宿星雪館 門脇富士美) 
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 平成19年秋から、秋田内陸縦貫鉄道では「ごっつお玉手箱列車」が走っています。毎年、秋から冬にかけて走る特別列車です。「ごっつぉ」は、秋田弁でご馳走のことです。

       

ごっつぉ玉手箱列車車両

車内

 角館駅からスタート 仙北市角館駅から北秋田市阿仁合駅までの約1時間半、列車は走るレストランになります。
角館駅、西明寺駅、八津駅、羽後長戸呂駅、松葉駅、上檜木内駅、それぞれの駅からお料理が一品ずつ乗せられ、テーブルの上は少しずつ賑やかになっていきます。 
   
 2月6日のお料理をご紹介します。この日は、私も車内でお料理を配るスタッフとして乗車しました。冬にしては珍しく良いお天気で、車窓からの雪景色もとても綺麗でした。この雪景色もご馳走の一つです。(上の写真は、秋のメニューの一例です。これからご紹介するお料理と一部違うお料理があります。ごめんなさい。)
【角館駅】
けい子さんの干し柿が乗りました。藤井けい子さんは、毎年たくさんの干し柿を作ります。フニュフニュしていて中はトロトロなのが特徴です。 
  【西明寺駅】
高橋佳子さんのお漬物が乗りました。茄子のお漬物、高菜のお漬物、大根のお漬物、ニンジンのお漬物などが小さなケースに入っており、とてもカラフルに並べられていました。 
【八津駅】
澤山節子さんのお蕎麦と佐々木弘子さんの焼き栗が乗せられました。 お蕎麦はソバの栽培から麺を作るところまで澤山さんの家族がやっています。焼き栗は、佐々木さんの家族が栽培したものです。八津駅のあるところは、大きな栗とカタクリの花で有名なところです。4月中旬から下旬にかけて紫の綺麗な花が紫の絨毯が敷かれたように沢山咲きます。
  【羽後長戸呂駅】
門脇昭子(しょうこ)さんの 混ぜご飯が乗りました。この日は高菜と人参の漬物を細かく刻んで乗せたご飯が乗せられました。
【松葉駅】
中嶋勝子さんのおかずが乗りました。内陸線沿線で昔から食べられているおかずが入っていました。素朴でホッとするような味付けで思わず、「おいしい」と声が出たお客様もいました。 
  【上檜木内駅】
私の作った甘いものを配りました。この日は牛乳寒天とおやきを乗せました。寒天には、佐藤貞子さんが作ったキウイフルーツと私の家の近所で栽培されたイチゴで作ったジャムを少し添えました。 
     

お客様の様子

 

うれしいメッセージ

 次から次へと乗せられるお料理に夢中になっているうちに、雪景色の中を仙北市から北秋田市へ長いトンネルを抜けて行きました。
 この「ごっつぉ玉手箱列車」はお料理と車窓からの景色も魅力になっていますが、車内でスタッフと交わされるおしゃべりも「ごっつぉ」の一つになっています。

 次回は、2月27日(土)ですが、また秋からも企画されるので、是非秋田内陸縦貫鉄道のホームページをご覧ください。