秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会ブログ

能代市 ねぎっこ村で秋の収穫祭が行われます

ねぎっこ村
11月6日(日)能代市の農産物直売所「ねぎっこ村」(本協議会会員)で、秋の収穫祭が行われます。
ネギの収穫(1袋1000円)大根の収穫(1袋500円)のほか、
「ねぎっこ村」会員手作りのきりたんぽ鍋や漬け物を囲んだ「交流会」も行います。
交流会への参加費は100円で、ご希望の方は当日レジに直接お申し込みください。

【秋の収穫祭】
日時:2011年11月6日(日)
場所:ねぎっこ村と近くの畑(秋田県能代市河戸川字北西山189)
時間:午前9時~午後3時
問い合わせ:ねぎっこ村 0185-52-6200

県北担当やっつ

2011年11月3日15:00 | 県北情報 | Trackbacks (0)

自然marugoto体験ツアー(マコモダケ編)

マコモダケ

 最近直売所などでよく見かける「真菰筍(マコモダケ)」という野菜、ご存知ですか?クセのない食感とほのかな甘味は田んぼの竹の子と言われ、最近では減反政策作目として注目されています。
 秋田市では主に下浜地区と雄和地区で基盤整備事業や栽培が奨められており、先日「農事組合法人 姫雪白ファーム」が主催する「自然marugoto体験ツアー」内では、このマコモの収穫体験がありました。

マコモダケの説明をする加藤薫さん マコモダケ

 (写真左)マコモダケの説明をする、「農事組合法人 姫雪白ファーム」代表理事の加藤薫さん。
 実は、彼は農家レストラン「ゆう菜家」のオーナー・浅野育子さんの実家のお兄様です。
 昨年、ここ萱ヶ沢に三ヶ年計画で計53アール程作付けするにあたっては、栽培がさかんな新潟県柏崎市や山形県鶴岡市などに視察に行ったそう。「新潟は3mもの丈に育っていた。けど、新潟の株ではうまく成長しなかった。マコモは種子が乾燥に弱いんで、同じイネ科であってもコメのようにはいかんのよ。親株から株分けされ、黒穂菌(くろぼきん)という菌に寄生され、新芽がこのように大きくなるんです。この土壌には、何故か鶴岡の株が合っていたよ。マコモは肥料をよく吸う植物で、今年2年目でやっとこれだけ大きくなったよ」と、栽培マニュアルがなかった当初の苦労を、笑いながら話してくださいました。
 また、「いずれは秋田もマコモの消費国・観光源にもしたいね。マコモサミットというものがあるんだども、それを秋田でも開催したい」と、抱負を語ってくださいました。
(写真右)皮をむいたマコモは真っ白で綺麗。癖がないトウモロコシのような香りで、皮を付けたまま焼いたり、天ぷらやキンピラなどにも気軽に料理に使える優れモノ。細かく刻んで餃子やハンバーグに混ぜても美味しいそう。参加者には、レシピが書かれた冊子も配られました。

マコモダケの収穫体験

 マコモダケの収穫体験をする参加者ら。土壌は、昨日までの雨で少し泥濘。新鮮なうちは生で食べても良いと聞き、早速その場で皮をむいてかじりつく参加者も。秋田市東通からお越しの佐藤ご夫妻は「マコモダケって、始めて知りました。土壌は生かされるし、これが少しでも秋田の耕作放棄地対策になるのなら、今後もこのような活動に参加していこうと思います」とお話してくださいました。
 和名は花勝美(ハナガツミ)といい、古くは万葉集にも登場しているマコモダケ。かつて黒穂菌の胞子(マコモズミ)はお歯黒や眉墨、漆器の顔料なども用いられ、古くから日本人とは切っても切れない関係でした。今また食用として、その存在が見直されつつあります。

石窯の説明

 マコモダケの収穫体験の後は、「農事組合法人 姫雪白ファーム」の事務所(作業所)へ。ファームのメンバー・工藤さんより、現在作製中だという石窯の説明がありました。「次は、これでピザを焼いて皆さんで食べましょう」とのことで、次回のピザづくり体験は、11月の上旬に予定。詳細が決まりましたらこちらのブログでもご案内致します。お楽しみに!

萱ヶ沢の名物おばあちゃん 農事組合法人 姫雪白ファーム

(写真左)秋田市農林部の斉藤さんと、ファームの向かいの美容室“カントリー”を80代半ばで現役営業されている、名物おばあちゃん。「ここは本当に良い場所。若い頃はお師匠さんさ付いて秋田市(中心部)さも居たけど、今はこござ戻っで来れで良がっだよ。商店街もあるし(?)、住むには申し分ない。向かいの兄さんがだも頑張ってるがら、活気出で来で」
(写真右)「農事組合法人 姫雪白ファーム」は、秋田市雄和萱ケ沢八木山沢のトンテン地内という場所にあります。

県央地区現地特派員 よどぎみ


 

2011年11月2日14:00 | 県央情報 | Trackbacks (0)

三種町「農園りすとらんてherberry(ハーベリー)」

農園りすとらんてherberry
三種町(八竜地区)の一角に、今年の夏、イタリアンレストランがオープンしました。
ヤギのマークがキュートなお店の名前は「農園りすとらんてherberry(ハーベリー)」
看板は2頭ですが、実際には3頭のヤギさんがいます。

オーナー山本智さんと眞紀子さん 外観
オーナーの山本智さん・眞紀子さんご夫妻は、夫・智さんが秋田市のご出身。
仕事で長年海外勤務をされてきた智さんが、ヨーロッパ特にイタリア滞在時代に、その食材の豊かさと
おいしさに魅了され、退職を機に三種町に移住。今年7月、念願のレストランをオープンさせました。
来年には、自宅前のおよそ850坪の畑でハーブやイタリア野菜を育てる予定で、
地域に密着した農園レストランを目指しています。

店内 店内
店内は、茶色と白の落ち着いた雰囲気で、インテリアや音楽にもふたりのセンスが溢れています。
天井が高く、大きな窓からはたっぷりと日が差し込んで、ついつい長居をしたくなる空間です。

特製ビーフシチュー 白魚とみたね野菜のトリコロール 
左【ライスのランチ】特製ハッシュドビーフ(ライス、サラダ付き) 900円 ※年内は開店記念価格 
右【パスタのランチ】白魚とみたね野菜のトリコロール(サラダ、スープ付き) 1200円
営業は水曜日から日曜日(月曜日・火曜日 定休)で、
平日は主に妻・眞紀子さんが店を担当し、「特製ハッシュドビーフ」やサンドイッチなどを提供。
土日には智さん自ら厨房に立ち、土日限定で「季節のパスタコースランチ」を出しています。
肉や魚は地元の肥育農家や漁師から仕入れるなど、地元食材にとことんこだわっている智さん。
メニューに農家の名前を入れてお客様へアピールするなど、
自店だけに留まらず、食材で地域との繋がりを深め、その輪を大きくしようとしています。

3頭のヤギ ヤギミルクのスープ
また、庭のヤギ小屋で、「メイ」と「さつき」、そしてさつきの子どもの「海」の3頭を飼育。すべてメスです。
毎日絞るミルクは、スープやハッシュドビーフ、ドルチェ(スウィーツ)など、多種多様に使用しています。
ヤギのミルクは牛のミルクに比べ脂肪分が少なく、スープはサラリとした口当たりと独特の風味が特徴です。

ヤギミルクのシフォンケーキ ヤギミルクプリン
自家製のシフォンケーキやプリンも、ヤギのミルクをたっぷりと使っています。
「プリンは固まらないかなと思ったんだけど、卵の力も借りてなんとか(笑)」と眞紀子さん。
どちらも、風味を活かした品の良さに加え、しっかりと芯の通った味わいがあり、
なんだか作った眞紀子さんに似ている気がしました。

 オーナー山本聡さん
「目指しているのは『自産店消』です。自分で育てたものを店に出す。ヤギを飼ったのもそのひとつで、
店の残さをヤギが食べ糞をして堆肥にする。それを畑にまいて野菜を育て、収穫し店に出す。
そういう“循環した生活”がしたくてヤギを飼いました。
宣伝を一切していないので、今は地元のお客様がほとんど。地元の人には「ありがとう」と言われます。
近くにこういう店ができたこと、そして荒れ地だった土地を活用していることも良かったのかな。
メニューもいろいろと考えていきたいですが、人とのつながりが増えれば、
おのずとメニューも増えていくだろうと思っています。訪れてくれる一人ひとりを大切にして、
地元に愛される、リピートしてもらえる店にしたいですね。」


農園りすとらんてherberry
農園りすとらんてherberry(ハ-ベリー)
【営業日時】 
 ・ランチ、ドリンク、ドルチェ(スウィーツ):水曜日~日曜日 午前11時~午後4時
 ・ディナー:土曜日限定 午後6時30分~ ※2日前まで要予約
【住所】 〒018‐2406 秋田県山本郡三種町大口字西山根170
【TEL&FAX】 0185‐85‐3232 
【E-mail】 
herberry@onyx.ocn.ne.jp
【店HP】  http://www.herberry.biz/

県北担当 やっつ

2011年11月1日17:00 | 県北情報 | Trackbacks (0)

横手市大森町 棚田オーナー企画 第4弾*秋感体験

大森町 棚田オーナー
どろんこの田に素足で入って手植えをした6月。
あれから苗はすくすくと大きくなり、緑色から黄金色に姿を変えて立派なお米に生長しました。
実りの秋。心配された天気が私たちの味方をする中、横手市大森町塚須沢集落の棚田にて、
棚田オーナーイベント・第4弾“秋感体験”が行われました。
待ちに待った稲刈り体験の様子をご紹介します。
続きは、田舎まるごと体験 特派員体験記内
大森町グリーン・ツーリズム推進協議会 棚田オーナー*秋感体験(2011年10月 横手市大森町)


協議会会員 大森町グリーン・ツーリズム推進協議会

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
秋感体験の様子をYouTubeにもUPしています。ぜひご覧ください。

(編集:県農山村振興課)





県南担当 けこさん

2011年11月1日12:00 | 県南情報 | Trackbacks (0)

農家民宿三又長右ェ門 いぶりがっこ作り、始まりました!

農家民宿 三又長右ェ門


秋田を代表する漬物いぶりがっこで知られる、横手市山内地域。
農家民宿 三又長右ェ門の高橋登さん(写真)、篤子さんご夫婦のお宅でも
今年のいぶりがっこ作りを始めています。
三又長右ェ門で、この時期に作るいぶりがっこ数、なんと2万本!!
8月に蒔いた大根を収穫→燻す(4~5日)→漬けこみ(約60日)の過酷な作業が
12月上旬まで休みなく続けられるそうです。

作業の一部をご紹介します。

いぶりがっこ 行程

①収穫した大根を洗い、一本ずつ縄で編む
②燻し小屋で火を絶やさずに4~5日燻す。
③燻した大根から縄を外し、形を整える。
④漬けこみの具材を混ぜる。(玄米、麹、小糠、塩、ざらめ、唐辛子、紅花)
⑤約60日漬けこむ。

もちろん、漬けこみが終わった後もまだまだ作業は続き、完全無添加の高橋家の
いぶりがっこは根強いファンの皆様に支えられ、たくさんの家族の食卓に並びます。
今年もおいしくできますように!

それにしても、写真③の高橋家の麗子おばあちゃんは相変わらず働き者で
立ったまま作業をしているし、①と④は三又集落のお母さん達で、この地域の
結束力にはいつも驚かされます。
農家民宿三又長右ェ門は集落に貢献しつつ、集落の皆さんに支えられている農家民宿です。

■□■□おまけ①■□■□

お昼ごはん

お言葉に甘えて、お昼ごはんをご馳走になりました。
左)ゼンマイの卵とじ丼。見たままです…めちゃくちゃ美味しい!
右)いぶりがっこはもちろんですが、おばあちゃんのなた漬け(右)は絶品です。
いぶりがっこに引けを取らない美味しさ、商品化希望

■□■□おまけ②■□■□

かご

三又集落のお母さんたちが紙テープで作る“かご”がズラリ。
テープの色でいろいろな模様がデザインできます。
お宿で販売しておりますので、ぜひご利用下さい。
販売価格1,000円~。
(写真左から:石沢政子さん、三又長右ェ門・高橋篤子さん、甲谷節子さん)

協議会会員 三又長右ェ門
住所 横手市山内三又字上野12
電話&FAX 0182-53-5138
料金 1泊2日 6,000円
1泊夕食のみ 5,000円
1泊素泊まり 4,000円
(飲みものは別途)
収容人員 5名
体験のみも受付しております。
(ご自分で漬けこんだ樽を持ち帰るなど、ご要望に応じます。)

県南担当 けこさん

2011年10月31日12:00 | 県南情報 | Trackbacks (0)

第134回 秋田県種苗交換会に出展します!

種苗交換会


「横手に集い 開け未来の 秋田の食」
をキャッチフレーズに、
歴史と伝統を誇る種苗交換会が横手市で開催されます。
花まるっ協議会も期間中、協賛第1会場(横手体育館向かい駐車場)で
秋田県のグリーン・ツーリズムをご紹介しております。(写真:協議会ブース)
行ってみたい農家民宿や農家レストランがきっと見つかると思いますよ♪
ぜひお立ち寄りくださいね。

種苗交換会

会場:秋田県横手市
会期:平成23年10月29日(土)~11月4日(金)
主催:秋田県農業協同組合中央会
協賛:横手市協賛事業実行委員会

※詳しくはこちらのHPをご覧ください。第134回 秋田県種苗交換会

協議会事務局

2011年10月28日16:45 | GTのPR | Trackbacks (0)

秋田県食糧自給力向上フォーラム2011が開催されました!


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 11年10月26日にホテルメトロポリタン秋田にて行われた「秋田県食料自給力向上フォーラム」では、グリーン・ツーリズム活動にも取り組まれている方々が多数出席され、仙北市でそばの郷づくりを目指し活動している団体「遊々楽々3トピア会議」(そば生産・加工・農家レストラン)が、農山漁村活性化部門における大賞ならびに農林水産大臣賞を受賞されました。おめでとうございます!
 多くの農業関係者が、この受賞を励みとすることでしょう!


✿「遊々楽々3トピア会議」とは…平成16年に、生産者による地そば提供店の開業を契機に、生産組合や観光業界、行政などによる地域活性化団体として設立しました。そばを主体にした農家経営の多角化や地産地消の取り組みを進めています。そばまつりやスタンプラリー、そば打ち講座など各種イベントを開催するほか、観光客誘致に向けた、赤そば「高嶺ルビー」の栽培による名所づくりなど、新たな取り組みも行っています。生産組合が生産したそばは、地域農家レストラン6店を中心に提供しているほか、県外へも契約販売しています。(配布資料「ふるさと秋田農林水産大賞・受賞者の業績」より抜粋)
 ★活動について詳しくは、当協議会の過去の記事をご覧ください!
●「今、自分でできることを~仙北市・そば生産者の取り組み」
●「そばの郷 仙北市 食べ歩きスタンプラリー 第2回新そば祭り」

 また、女性農業士として「秋田百笑村」佐々木京子さん(水稲・畜産)が、指導農業士として「有限会社ねぎっこ村」大塚和浩さん(野菜+直売・給食)がそれぞれ認定証書を授与されました。秋田県からは今後も、力のある指導農業士が次々と輩出されていくことでしょう。

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(写真左)女性農業士に認定された佐々木京子さん
 昭和58年に農業の3Kの意識改革を目指して、夫とともに「百笑村」を提案し、主に「わらび座」から依頼された中学生の農業体験の受入を開始した。現在では、社会人や県内大学生も訪問するようになり、年中無料で農作業体験の受入をしている。先駆的だったこの取組は、地域に広がり、大仙市西仙北グリーン・ツーリズム協議会の設立に繋がり、設立から現在も組織・運営の中心として活動している。また、農業委員として、秋田市内の社会人が中心となった食料・農業・環境について考えるネットワーク活動「ひだまりファーム」の農業体験や運営を支援している。【経営概要】水稲440a、畜産10頭、その他12a(配布資料「秋田県 平成23年度・新農業士プロフィール」より抜粋)
★活動について詳しくは、当協議会の過去の記事をご覧ください!
百の笑顔が集う村・「百笑村」で稲刈り!11.9.26掲載)
田百笑村で考える②子牛に注ぐ愛情‘10.9.9掲載) 
秋田百笑村で考える①牧草運びのお手伝い10.9.6掲載)
’10西仙北で田舎体験★みんなの感想、聞いてきました!’10.6.6掲載)
‘10秋田県大仙市西仙北で田舎体験~拡大版おまけ編~’10.5.31掲載)
’10秋田県大仙市西仙北で田舎体験~体験編~’10.5.31掲載)

大仙市西仙北で田舎体験 その②’09.10.18掲載)


(写真右)指導農業士に認定された大塚和浩さん
 平成3年に有限会社大和農園を設立。平成12年には有限会社「ねぎっこ村」を設立し、代表取締役に就任。農業の担い手育成にも熱心に取り組んでおり、能代市内の小学校の収穫体験や農業研修生(秋田県立大学)の受け入れも行っている。(配布資料「事例報告資料」より抜粋)
 記憶に新しいところでは、当協議会のホームページ「30万アクセスキャンペーン」アンケート回答者へのプレゼントとして、白神ネギを提供していただきました。その節は、どうもありがとうございました!(もちろんご本人にもお伝えしましたよ~^^)
 また、大塚さんが20歳で農業を始めた時からのスローガン「『おもしれde農業』に挑む!」を題材に、地元・能代での取り組みや、活動における事例報告もありました。「始めてみれば、何でも大変。けど、それをも凌ぐ喜びがある。『面白おかしく、人と違うことをする』ことを基本としています…ひねくれてるのかな(笑)。でも、仲間に支えられ、皆の協力があってできる活動だな」と、最後を締めくくってくださいました(場内からは、微笑ましい笑いがおこっておりましたよ~)。そんな、「ねぎっこ村」に留まらない幅広い分野での活動を知って、参考になった方も多いのではないでしょうか
★活動について詳しくは、当協議会の過去の記事をご覧ください!
●ねぎ料理試食会11.2.7掲載)


(有)ねぎっこ村のホームページと、ブログもチェック!
 HP…http://negikkomura.web.fc2.com/index.html
 blog…社長編はこちら 店員のきくちゃん編はこちら


 いつも、農業体験などで私たちを優しく受け入れ、時には厳しくアドバイスも下さる彼ら。それは、彼らの顔のほんの一部にすぎません。普段は地道に農業や地域活動に取り組まれています。「んだよ~、農業は地道な仕事だ。思い通りにいかないことの方が多いんでねぇの。それでも先祖代々の土地もあるし、使命があるからな。懸命に続けていけば、きっといいことあるよ」という佐々木義実さんの言葉を聞き、改めて農業従事者への尊敬の念が芽生えた、県央地区現地特派員よどぎみでした。

2011年10月28日12:00 | GTのPR, 県央情報, 秋田県全域 | Trackbacks (0)

ゆう菜家の自慢!~ヤーコン収穫体験~(2011年10月 秋田市雄和)

農家レストラン「ゆう菜家」でのヤーコンギョウザ作り体験

 2011年10月13日、秋田市雄和にある農家レストラン「ゆう菜家」で、気軽に参加できるグリーン・ツーリズム体験教室が行われました。今回は、秋田市内の農村資源活用を促進する「農村体験プログラム」のモデルプランも担っている「太平山観光開発株式会社」の協力で、昨年に続いて2回目の開催です。
 ヤーコン掘り体験に今年は、そのヤーコンを使用したギョウザ作り体験も加わりました。2年続けて晴天に恵まれ、和気あいあいとした雰囲気の中での交流となりました。

続きは…「美の国秋田・桃源郷をゆく」「ゆう菜家の自慢!~ヤーコン収穫体験~(2011年10月 秋田市雄和)」をご覧ください。

県央地区現地特派員 よどぎみ

2011年10月27日12:00 | 県央情報 | Trackbacks (0)

旬のそば屋が紹介されました!~『あきたタウン情報』11月号~

TJ11
『あきたタウン情報』11月号の巻頭特集「旨い蕎麦を楽しむ」に
協議会会員のそば屋がたくさん紹介されました!

〈紹介されたそば屋(掲載順)〉
そばきり 長助
 住所:仙北市角館町小人町28-5 電話:0187-55-1722
11月下旬からは人気の赤そばが土日限定で登場!
長助 長助 そば

でん吉そば 住所:横手市増田町熊渕字飯舘52-1 電話:0182-45-4863
オリジナルのつけ汁は増田産リンゴジュースが隠し味。
でんきち でん吉 そば

そばせん 住所:仙北市角館町薗田板井村75 電話:0187-55-2813
予約制。そば打ち体験も行い、夫婦でそばのうまさを伝えています。
そばせん そばせん そば

そば処 すが家 住所:仙北市角館町薗田銭神58 電話:0187-55-2801
手打ちそばのほか、特大エビ天、出汁巻きたまご、そばアイスなども人気。
すがや すがや そば

農家のそば屋 一助 
住所:仙北市西木町西明寺字梨子木台84-1 電話:0187-47-2148
同時に営む「農家民宿 一助」でも味わえます。
一助 一助 そば

そば屋 彦三 住所:雄勝郡羽後町西馬音内字中町51 電話:0183-62-1520
看板のない隠れた名店。羽後の伝統料理継承にも熱心です。
彦三 彦三

野の花庵 住所:仙北市角館町上野139-4 電話:0187-54-3787
人気メニューの「肉そば」は、毎月29日(にくの日)がお得♪
野の花庵 店主 野の花庵

この7件のほか、つなぎに米粉を使ったそばが味わえるにかほ市「食育工房 農土香」
そば打ちが体験できる施設として鹿角市「中滝ふるさと学舎」が紹介されました。
このほかにも、県内にはそば打ちを体験できる農家民宿や体験施設がたくさんあります。
興味のある方は、協議会のホームページもチェックしてくださいね!  協議会事務局

2011年10月26日15:00 | GTのPR, 秋田県全域 | Trackbacks (0)

刈り上げ節句のもてなし料理 -羽後町田代地区-

刈り上げ節句

収穫の秋。
皆様のお住まいの地域でもほぼ稲刈りが終わり、新米を口にされた方も多いのではないでしょうか。
ここ羽後町では、出来秋(収穫)を感謝し、喜び祝い合う刈り上げ節句が行われており、
その伝統が今もなお地域で引き継がれています。

長谷山邸 長谷山邸内部

本協議会会員である、そば屋彦三(ひこさ)の猪岡専一さんが代表を務め、羽後町田代地区のお母さんたちが
メンバーとなる羽後の伝統料理を再現する会」
同会が主催する、「刈り上げ節句のもてなし料理」の会が田代地区の長谷山邸で行われました。
この会は7年目を迎え、年に3回行われています。
(田植え後に行うさなぶり料理、今回の刈り上げ節句料理正月料理の3回)
今回は県内外から59名のお客様がいらっしゃいました。そば屋彦三の常連のお客様がほとんどで、
猪岡さんは、この会を通してお客様に感謝の気持ちを伝えたいともお話してくださいました。

高瀬中の生徒でボランティアをする皆さん 高瀬中の生徒でボランティアをする皆さん

この行事には、同地区の高瀬中学校の生徒さんがボランティアに入っています。
今回は9名の皆さんがお手伝いしてくれました。地域に協力しようと自ら希望する生徒さんたちで
とても素直で純粋。お客様と直接お話しする場面もあり、一つの経験となったことでしょう。
「いつか彼らが大人になったとき、この地区の伝統食や食材のことを思い出して欲しい」という
猪岡さんの願いも聞くことができました。

田代のお母さんたち 料理のリスト

いものこ汁といものこ団子のエゴマかけを作るお母さんたち。(いものこ=里芋)
いものこ汁は毎回大好評だそうです。具となる他の食材もほぼ羽後町で採れたものばかり。
また、いものこ団子に使われているのは、里芋の親芋部分。
「捨てる人もいるけど、無駄なく食べる昔の人の知恵だべな」とお母さんたち。

西馬音内盆踊りの実演 餅つき

続々と参加者の皆さんが集まると、お食事の時間までに西馬音内盆踊りの実演と餅つき
行われました。お食事の楽しみはもちろんですが、盆踊りが一目見たくて、宮城県栗原市から
おいでのご家族もいらっしゃいました。ついた餅はもちろん、お料理に。

挨拶する猪岡さん 猪岡さんのご親戚の方からご挨拶

お食事の時間になると、改めて猪岡さんとそのご親戚の方からご挨拶がありました。
地元で採れた食材でのもてなし料理には、毎回少しずつ変化があるそうです。
今回は“黒きのこが採れなかった”という猪岡さんのお詫びと共に、
「自然環境がそのまま料理に表れる」という言葉が印象的でした。
おいしいご飯や野菜を食べられる毎日が当たり前だと思わないように、
そして、この日のために食材を用意し、心を込めて作ってくれたお母さんたちに感謝の気持ちがわきました。

こちらがこの日にいただいたお食事です。

料理

料理(説明) メニュー

栗や里芋、新米、新そばなど旬の食材をふんだんに使ったお料理は本当に贅沢です。
風情ある長谷山邸の雰囲気も、訪れた人を喜ばせ、和ませました。
“せりむし”を食べて、「秋田の料理ですか?」と尋ねる県外のお客様。
“すりなます”を食べて、「郷愁の想いが湧く」とお話する県内出身のお客様。
新鮮さ・懐かしさ。伝統を伝える人・受け継ぐ人それぞれの想い。
いろいろな感情が行き交う素晴らしい秋のお食事会でした。

■□■□おまけ■□■□

180年前のよふかん よふかん

もてなし料理には、毎回“よふかん”が添えられます。これは、文政10年頃(1827年)に記録されたレシピで
後に長谷山邸で発見されたものをもとに再現されています。「市販のようかんは苦手だけど、これだけは美味しく
食べられる」という参加者もいる180年前のよふかん

このよふかんを口にして以来ずっと、自分で作りたいと言っていた私の友人が、
田代地区の料理の達人・有原トミさん(写真中央)にその作り方を聞くだけのために秋田市から
足を運びました(^^)この地区だけで食べられる貴重な料理、その価値をずっと伝えて欲しいですね!

このお食事会は、店頭のみでしか告知しておりません。
ご興味のある方は、直接そば屋彦三にお問合わせ下さい。
(お一人様3,500円です。)

協議会 会員 そば屋彦三
住所 雄勝郡羽後町西馬音内字中町51
電話 0183-62-1520
FAX 0183-62-5620
営業時間 午前11:30~売り切れ次第終了
定休日 毎週水曜日(農繁期休み有り)

県南担当 けこさん

2011年10月26日11:30 | 県南情報 | Trackbacks (0)

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