10月9日、平成26年度グリーン・ツーリズム花まるっ大学第2回講義を開催しました。
今回は、「実体験に学ぶ~農家レストランと地域コミュニティの融合~」というテーマで
北秋田市まで足を運び、協議会会員「ふみきり野cafe」を訪問するなどして、学びの場を
設けました。
まず最初に訪れたのは、北秋田市にある「ふみきり野cafe」。
開業から丸一年が過ぎた農家レストランです。
オープンガーデンも設けられていて、四季折々の花を楽しめます。
お店の前で、ハロウィンの“おばけかぼちゃ”が、お出迎え。
ぶら下がっている緑のかぼちゃは、恐竜かぼちゃ!
お店に入る前からワクワクしてしまいます。
代表の加藤由美子さん(写真右)にご挨拶していただきました。
お話をお伺いする際、自慢のシフォンケーキ各種がテーブルに運ばれると、
参加者の皆さんの顔がパーッと明るくなるようでした(^^)
加藤さんのご主人が比内地鶏を飼育しているので、そのたまごが使われています。
ふわっふわで、たまごの美味しさが引き立ちます。
飲み物もコーヒー、紅茶、ハーブティーから選ばせていただきました。
加藤さんは、大仙市のご出身ですが、東京、オーストラリアで暮らしたことがあるそうです。
いろいろな経験を重ねて、北秋田市でご主人と夢を叶えました。
たくさんのご苦労もあったようですが、今は地域に支えられながら生き生きと活動されています。
こちらには、羊もいるんですよ!私たちが見学できたのは放牧している子羊。
私たちが近寄ると一斉に走ってきてくれます。餌目当てだそうですが(笑)とてもかわいいですよ。
また、放し飼いにした比内地鶏も見せていただきました。こんな環境ならば、上質の比内地鶏が
育つのにも納得ですね。
場所をアグリハウスに移しました。こちらの施設は、当協議会の佐藤篤子相談員(写真右)が代表を
務める「秋田クマゲラ会」の加工場所となっており、食堂の運営もしています。
佐藤相談員から、秋田クマゲラ会をご紹介いただきました。
ボリュームたっぷりのお昼ごはんをいただきました。
右奥に見えるのが、地元産のやまと豚を使用した野菜炒め。豚肉がやわらかいと大好評でした!
みょうがを使った漬け物やサラダ寒天などが添えられ、いずれもホッとする秋田の味。
食後は、参加者の皆さんで自己紹介をしながら、これまでの活動やこれからの目標など
自由な話し合いの場となりました。
一行を乗せたバスは、上小阿仁村を目指しました。最後の目的地は、同村八木沢集落。
KAMIKOANIプロジェクト秋田2014(8/9~10/13)の見学です。
この地域で地域活性化応援隊として活動する桝本杉人さん(写真右)にご案内いただきました。
写真左は、八木沢公民館(旧沖田面小学校八木沢分校)。
初めて訪れる場所ですが、心が懐かしいと感じるような温かい場所でした。
館内をご案内いただいたあと、集落の散策をしながら地域に解け込んだアートの世界を
楽しみました。写真右は、雪深い冬の八木沢集落を表現した作品。
マッシュルームならぬ「MUSH HOUSE(マッシュハウス)」という作品です。
屋根の上にシーソー?!両端には、マタギと熊が。緊迫感が伝わります。
そして、右の写真は何かご存知ですか?これは、こちらの地域で見られる
稲をはさがけする際に使う道具です。地域では「あも」と呼ばれています。
県内の視察とはいえ、初めて見る人がほとんどでした。
虹色に染まった布がはためく橋げたを歩くのも楽しい。
その先には、棚田のような段々になった場所に大きな犬が出現。
どれもこれも集落と一体となって魅せる作品ばかり。
のんびりとした集落を散策する時間も大人の遠足のようでした。
参加者の方には「自分の地域でも何かできたらいいな。土地はいっぱいありますから」と
話してくれる方も。純粋に楽しみ、感性を磨き、アイデアやヒントを得るような時間となりました。
協議会事務局