大切な森林環境を維持し、豊かな「水の森」を未来につなげようと、美郷町の七滝山の中腹でブナの苗木の
植樹が行われました。植樹を行ったのは、同じく美郷町の未来を築く町内の小学4年生164名の皆さんです。
(六郷小学校、千屋小学校、千畑南小学校、仙南東小学校、仙南西小学校、金沢小学校)
★植樹
植樹の方法を真剣に聞く小学生のみんな(写真左)。指導してくれたのは仙北東森林組合の方でした。
今回植えるブナの苗木は、小学5年生くらい(11年程度)。大きく育つように願いが込められます。
美郷町の松田知己町長(写真右)からは、
「今日、作業のために着てきた便利なジャージは誰が作っているのか、
いつも使っている鉛筆は誰が作ったのか考えてみましょう。すべて物事は誰かが作っています。
水も山が作り、今日植える木が作ってくれます。水は町の顔であり、町の湧水を守るために頑張りましょう。」
との激励もありました。
小雨だった雨も本降りとなる中、色とりどりの雨合羽を着た小学生のみんなが丁寧にブナを
植えていきました。
「上手に植えることができて嬉しかったです。」
「植樹は大変でした。でも大きく立派に育ってほしいです。」
「大人になったらどれくらいブナが大きくなったか見に来たいです。」
「今晩、夕食を食べるときに家族で何のためにブナを植えてきたのか話して欲しい。」
みんなにそう伝えた、七滝土地改良区理事長の想いも受けとめながら作業は進みました。
★森と水の学習会
午後からは大台野広場に移動し、「森と水の学習会」も行われました。
直径10センチほどのブナの丸太を、ノコギリで切ってコースター作りに挑戦です!
仙北地域振興局農林部森づくり推進課の皆さんが中心となって、学習会は大いに盛り上がりました。
この日切ったブナの丸太は50年ほどの年月が経ったもの。
私たちの役に立つまでこれほどの年月が必要なこと、そして自分で作ったものを大切にするように、
とお話がありました。
児童のみんなが歓声を上げながら楽しんだコースター作りですが、大人の皆さんも張り切ってます!
実は私もノコギリを使って作業をしてみましたが、思った以上にハード。
切り終わったときの達成感は、きっと小学生のみんなが感じたものと同じですね!
そして、切った丸太にヤスリをかけて、好きな絵を描けば完成です。
「ノコギリで切るのは恐かったけど、楽しかったです。山を汚さないことが大事だとも学びました。」
「丸太は上手に切れたし絵が描けました。楽しかったのでまたやりたいです。」
水源である森、そして大切な水。それらを守ることが自分達の未来につながること。
この日の植樹の目的が、児童のみんなの心にきちんと留まったのでしょう。
出来上がったコースターを見せてもらうと、そこには自然や木、植物に関する絵がたくさん見られました。
みんなが植えたブナ、大きく育つといいね!
*植樹事業 関連機関
●美郷町 ●秋田県七滝土地改良区 ●秋田県仙北地域振興局農林部森づくり推進課
●仙北東森林組合 ●みさぽーたー
県南担当 けこさん
県南担当 けこさんがゆく vol.17
この日、美郷町の職員の方から耳寄りな情報GET♪
美郷町農政課でブログを始めたそうです。
☆こちらをクリック♪:美郷町農政課のブログ
植樹の様子もアップされているので、ぜひご覧になってみてくださいね!
私もお気に入りに追加しました(^^)
2011年6月24日14:00 | 県南情報 | Trackbacks (0)