春から夏の気配さえ肌に感じた、立夏の5月6日。
私は、大仙市で農業体験の受入をする、秋田百笑村を訪ねました。
「待ってるよ」から始まる短いメールを受け、百笑村の佐々木義実さんのことだから…と、
内心ではある程度の厳しい農作業への覚悟を決め、一方では明るいオーナーである
義実さんと京子さんに会えるのを楽しみに出かけました。
ぽかぽか陽気の中、西仙北に広がる田んぼ。
そこは、穏やかなお地蔵様たちに見守られる、静かで温かい場所でした。
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*明きょ作業
秋田百笑村の義実さんがもつ田んぼの中には、水はけの悪い田んぼがあります。
この日は、その田んぼの水はけを良くするため、明きょ(農業用水路)を整備する仕事をお手伝いしました。
ちなみに、地中に埋設された水路を暗きょ(写真右)と呼ぶそうです。
この日、帰省中だったご長男の道義(みちとも)さん(写真左)も一緒に農作業をしました。
百笑村にとっても初の試みで、もみ殻を明きょに敷き詰めていき、より良い水はけを狙います。
その効果はいかに!?おいしいお米が育つことを願うばかりです。
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*その頃…
その頃、奥様の京子さんは、お昼ごはんの準備をしたり外に出て作業をしたり…。
収穫してきた椎茸(写真左)と ぜんまい(写真右)を天日干しにしていました。
どちらも貴重な保存食!手間暇かけて美味しく仕上げます。
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*お昼休み
作業に没頭していると、あっという間にお昼の時間になりました。
義実さんと京子さんのご厚意に甘えて、お昼ごはんをいただきました。
いっぱいでしょう??でも、とっても美味しいし、お腹が空いてるから全部食べれちゃうんです(^^)
自宅裏でも採れるという山菜をたくさんご馳走になりました。
お昼休みは、百笑村の動物達と。ガチョウと比内鶏が仲良くお散歩していましたよ。
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*石拾い
先ほどの田んぼは、道路に面している場所にあるため、石がたくさん転がっていました。
冬の間、除雪された雪の中に石が混じっているからです。
午後は、次男の大道(ひろみち)さんも一緒に作業をしました。3人でひたすら石拾いです。。。
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*ちょっと、たばこ(休憩)
それぞれの作業を終え、3時のたばこ♪そう、秋田の方言で「休憩」のことです。
この日は連休中で、ちょうど帰省していた息子さん達と一緒に汗を流した百笑村。
こうして家族で過ごせることがとても幸せそうでした。(長女の娘さんが不在だったのが残念!)
道義さんは、「これからもっと家のことを考えて、農業についても覚えていきたい。」とお話してくれました。
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ラストスパート!
*じゃがいもの植え付け
ラストの農作業は、全員でじゃがいもの植え付けです。
畝を作り、肥料をまいて、種いもを植え付けしました。
くわを使い慣れていない私は、百笑村の皆さんのペースを乱さないように必死(^^;)
私の慣れない作業っぷりに、丁寧に教えてくれたり、手伝ってくれたり。
最後まで感謝、感謝です。
作業着につなぎを借りて、本格的な農作業に汗を流した一日。
のどの渇きも、日差しの強さも、次の日の筋肉痛も、今の私にとっては覚悟の上。
それでもひょこひょこ出かけてしまうのは、やっぱりお父さんやお母さんたちの虜になってしまったから。
ブログを書きながら、笑いの絶えない百笑村にまた行きたい気持ちになっています。
百笑村の皆さん、また会いに行きますね。
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’11 大仙市西仙北 田舎体験 田植え&山菜採り
県南担当 けこさん
2011年5月25日15:30 | 県南情報 | Trackbacks (0)