もうすぐ3月。ずいぶんと春めいてきましたね。
鹿角市の中滝ふるさと学舎(協議会会員)も、廃校となった旧中滝小学校を改修し、
地域住民、行政の様々な想いをのせてスタートしたのが、昨年の4月下旬。一年経つのは早いものです。
この一年、本当にたくさんの方にお越しいただき、四季折々の体験をしていただきました。
きょうは、学舎の中でも人気の高い2つの体験をご紹介します。
❊森のクラフト体験❊
老若男女問わず人気があるのが、森のクラフト体験。学舎周辺の森で拾ってきた枝や木の実を使って、
オリジナルのオブジェを作り、さらにお持ち帰りいただいています!
先日は、盛岡市から20人ほどのお客様が訪れ、体験していただきました。 体験料:ひとり 500円
「子どもの頃に戻ったみたい♪」と言いながら、30分ほどでオリジナルのオブジェを完成させていました。
試行錯誤しながらも、普段はなかなかすることのないこうした遊びを、とても楽しんでいただけたようです。
❊アロマキャンドル&エコキャンドル作り❊
そして、女性を中心に楽しんでいただいているのが、アロマキャンドル&エコキャンドル作り。
この日、わたしは学舎事務局長の門下朋重さん(左)と一緒に、アロマキャンドル作りに挑戦。
春に向けて桜をイメージしたピンク色に。これもお持ち帰りいただけます。 体験料:1回 1500円
実はこのアロマキャンドル、
来年度からある“商品”の一部として学舎内で売り出す予定なんです。それが…
ラブメロクッキー
クッキーとジャム、そしてアロマキャンドルを1セットとした商品を、
今回、学舎と鹿角市内の児童生徒のみなさんが協力して開発・試作しました。
これは、鹿角市教育委員会がすすめる小中高校生のキャリア教育事業の実践のひとつで、
児童生徒たちが、鹿角への想いを商品として開発・販売し、その中で「職業」について
考えてもらうというもの。
今回、技術提供というかたちで、学舎の門下朋重さんと奈良敬一さんが協力しています。
中身は、鹿角市産淡雪こまちを使った米粉クッキーと鹿角市特産マルメロを使ったジャム。
「家族だんらん」をテーマに、アロマキャンドルをともしながら、
秋田杉で作ったスプーンでクッキーにジャムをつけて食べてもらおうというものです。
さらに、秋田杉のカンナくずをクッションに入れ、フタを開けるとふわっと秋田杉の香りがする
という鹿角市さらには秋田県が満載になっている商品です。
※上2つの写真は、鹿角市教育委員の田中喜昭さんにご提供いただきました。
今回の取り組みの様子は、田中さんのブログで詳しく紹介されています。
学舎の門下さんと児童生徒たちは、先日行われたあきた鹿角国体の会場で来場者や選手に販売したり、
その後開催された「全日本学生スキー選手権大会」のウェルカムパーティ(上写真)で、
鹿角市長を含むたくさんの大人の前で商品説明を行い、大きな拍手をいただきました。
国体会場では、用意した試作品50箱がたった20分で完売!
反響の大きさに、門下さんも商品としても力をヒシヒシと感じた様子。
学舎では、このかわいいパッケージをそのままにした販売を予定しています。
販売開始になったら、またここで報告しますね。
ここ数日のあったかさと雨で学舎の雪も溶けだしました。春が待ち遠しい中滝ふるさと学舎です。
県北担当 やっつ
2011年2月25日16:15 | 県北情報 | Trackbacks (0)