5月28日(木)、秋田大学に当協議会会員・星雪館(仙北市)の門脇富士美さんと一緒に、訪問しました。
秋田大学国際交流センター 助教・平田未季先生から御依頼いただきました。
今回は、基礎教養科目「日本社会入門Ⅰ」という講義で、秋田県で行われているグリーン・ツーリズムについて理解を深めるために、実際に関わっていらっしゃる方のお話をお聞きしたいということで、実現しました。
どんな学生さんが待っているかな・・・と、「受講する学生さんは県外ご出身の方が多いんですか ?」と聞いたところ、
「4月に秋田へ来たばかりの留学生がほとんどです。中国、マレーシア、モンゴル、南米・・・と幅広いですが、7割は日本語が分かります。」と平田先生。「でも、授業は全て英語で行っています。通訳の方がおりますので、安心して下さい。」
ドキドキと緊張を隠せないまま、教室へ向かいました・・・。
最初に、横手市の農家・戸巻 透さん(写真左が、「横手の農業・現状と課題」と題して講義。
世界の中の秋田、秋田の中の横手と、農業情勢だけでなく、現在、秋田県や横手市が抱えている問題(人口減少など)を広い視野から説明して下さいました。「10年後、農業でどのようなことができるか?」といった、質問が出されました。
続いて、星雪館・門脇富士美さんが、「秋田の農家によるグリーン・ツーリズム-仙北市の事例をもとに」と題して講義。
仙北市のグリーン・ツーリズム、星雪館を始めて、最近の活動、今後について熱く語っていただきました。
訪日外国人の受入も増えている仙北市。
「今はこんな山の中で暮らしていても、外国の人と交流できることが楽しくて、でもそれは農村に暮らして、農業をしているからなのだということだと思う。自分の環境をよく見て、『楽しく暮らす』ことを目標に地域の伝統文化に注目しながら試行錯誤していきたいと思います。」
とお話されていたのが印象的でした。
そして、こちらにも質問がたくさん!
Q 「農家民宿の経営者と農業者としての心得は?」 A 「どちらも、誠実に、まじめに向き合うこと!」
Q 「農家民宿と農業、共通する経験は?」 A 「どちらも、おいしい物を作ることかな。」
Q 「グリーン・ツーリズムと農業、どちらが利益ある?」 A 「農業。農業があるから、体験や農家民宿に泊まりに来てくれる。」
今回、秋田の農業について学んだ留学生の皆さんが、母国や他の国に行った時、お店に並んでいる農作物を見た時、農場の風景を見た時、秋田のことに想いを馳せてくれたらうれしいですね!(そして日本の、いや、秋田のお米をはじめとした農産物を手にとってもらえたらもっとうれしいですね!)授業に呼んで下さった平田先生、通訳をしてくださったライアン・ハーマンさん、ありがとうございました!
留学生が大半の「日本社会入門Ⅰ」を受講している学生さんが、今週の土曜日(6月6日)、横手市大森町に田植えにやってきます!
横手市大森町塚須沢地区で取り組む「棚田オーナー」の田植えに参加するそうです。どんな楽しい交流が生まれるか、今から楽しみです!
講義の最後には、事務局から、「6月6日、横手市大森町で待ってマース!」と日本語で歓迎PRをしてきました❤
2015年6月4日10:41 | GTのPR, 県南情報, 県央情報 | Trackbacks (0)