12月5日(月)、秋田市民市場において、「第1回天使の寒天博覧会」(主催:のんびり合同会社)が開催されました。当協議会からも、出場者がいらっしゃるとのことで、応援に駆けつけました!
当日、書類審査を通過して本選に出場されたのは、24組。そのうち、4名が当協議会会員でした。
<写真 左から順に農家民宿しばたん家(三種町)・柴田千津子さん、食の寺子屋(秋田市)・福岡雅子さん、ファーム・イン・ナチュレ京美園(大仙市)・小松京子さん、美香さん母娘。見事、寒天使認定証を頂きました。>
会場に入ると、何やらお母さん方の熱気がすごい!熱心にメモを取っています。本日の出場者のレシピが公開されていました。
「漬物寒天」「美郷牛のおもてなし寒天」といったエーッ!と驚く食材を使ったものや、「柿姉妹」「ポッカ寒天」「ざくろ寒天~初恋」など、ネーミングが凝っていて思わず食べたくなるものなど、秋田のお母さん方のお茶目なセンスがきらり輝くものばかり!
審査はA~Fまで6グループに分けて、一般審査員と6名の審査員によって、作り手によるアピールと試食によって投票が行われ、各グループから1名決勝進出という方式で行われました。
Bグループで登場した、食の寺子屋・福岡雅子さん。「りんご寒天」です。作ってくれたお母さんのことを思い出して、作ったそう。
りんごを皮ごと使うことで、ほんのりやさしいピンク色がついていて、スライスされたりんごが入っていて食感のアクセントになっています(食べたかったなあ。)。
Eグループで登場した、農家民宿しばたん家の柴田千津子さん。タイトルは「海と畑 トロピカクリスタル」。
青豆と黒豆で畑を、棒寒天が海を表します。そして棒寒天の繊維を活かすことで、キラキラ輝きます☆(これも食べたかったなあ。)
Fグループには、ファーム・イン・ナチュレ京美園の小松さん母娘が登場!まずは、娘の美香さんから。
タイトルは「干し柿入り豆乳寒天」。自家製豆腐を作るときに使う、豆乳を使い、栽培している落花生も使ったそう。
もちろん、干し柿も自家製です。(ああ、食べたかったなあ・・・。)
続いて、母の京子さん。タイトルは「いぶりがっこ寒天」。ついに、漬物王国・秋田の本領発揮です。
「ちょっと、漬かり過ぎてしょっぺぐなってしまったがっこ、あるっすべ~。それを利用しました。」
京子さんの上手な食材の利用の仕方に、会場の皆さんも「うん、うん」とうなずかれていました。
シカゴから来たお客様も、おいしいと召し上がったそうですよ!(やっぱり食べたかったなあ・・・。)
色とりどりの寒天達にうっとりです♥。「32歳にして、初めて寒天を作った」という男性の出場者も。秋田人に寒天は愛されています。
決勝には、ファーム・イン・ナチュレ京美園の小松美香さんの「干し柿入り豆乳寒天」が駒を進めました。残念ながら、最優秀賞・優秀賞は逃しましたが、決勝に進んだ6名の一人として「あきたびじょん賞」を頂きました。
決勝のアピールコメントで、「うちは、農家民宿をやっているで、お客様に食べやすくて、体にいいものを出していきたい」と述べていた小松美香さん。
秋田のお母さん達が築いた「秋田のグリーン・ツーリズム」の心が、若い世代にもしっかり引き継がれているのを感じました。
寒天は、秋田県民にとって「ごっつお」だったり、「昔を思い出すような味」だったり。「なんでも寒天で固めてしまう」秋田のお母さん達ですが、 固めた寒天の先に、食材を作った作り手と食べる人への愛情、お母さんのあったかい心を感じてなりませんでした。
協議会事務局
2014年12月17日13:00 | 県央情報, 秋田県全域 | Trackbacks (0)