今週末、秋田県内各地では小正月行事が目白押し!です。
「秋田のグリーン・ツーリズム総合サイト 美の国秋田桃源郷をゆく」内では、
「熱い!秋田の冬まつり」と題して、秋田の冬まつりを特集していますよ。
さて、遅ればせながらよどぎみは、2011年1月16日の「新山神社裸まいり」の
様子をカメラに収めるべく、今町公民館からの密着取材を敢行しました。
由利本荘市に古くから伝わる「裸まいり」は、白鉢巻きに白腹巻き、白足袋に草鞋の
出で立ちで「ジョヤサ(除夜叉)、ジョヤサ」のかけ声とともに、町内あるいは会社が1組に
なって、148mの山頂にある新山神社を目指し、身体堅固、家内安全、五穀豊穣などを
祈願するという小正月行事で、天保(1830~44)の頃、古くから新山に住んでいた修験者の
荒行が姿を変えたものと伝えられています。
早朝、寒気の中水垢離を取る子どもたち。昔は若い男の奉納といって、一週間酒と水で身を清めたそう。 |
由利地域振興局の鳥海まるっと観光振興班の方々も、今町町内会より5名参加! |
法螺貝を吹き鳴らしながら町内を一周し、神社へと 向かいます。 |
法螺貝を吹き鳴らしながら、町内を一周し神社へ。 マイナス10℃以下、気持ちがしゃんとして清々しい。 |
4歳の今野湊君は、するめを噛み噛み今年初デビュー!でも一番頑張ったのは、実はお父さんでした(途中疲れてしまった湊くんを肩車してました)。 |
約200人の男衆が神社を目指し、「ジョヤサ、ジョヤサ」と掛け声を上げながら、奉納品をもって約2キロの参道を駆け上がります。 |
途中でちょっと一息。 |
無事に奉納できますように! |
無事に到着!大勢の観客が神社を囲んでいます。 丸餅は、奉納後半分に分けられ、ひとつは神社に置き、残りは縁起物として適当な大きさに切られ、奉納金・奉納品を提供した町内の人々に配布されます。 |
神社内で、それぞれ祈願します。 奉納した鱈は、午後の直会(なおらい)で、鱈鍋として振る舞われます。冬の味覚はやっぱり、何と言っても鍋ですよね! |
しかし、そこに通じるのはやはり「身体堅固、家内安全、五穀豊穣」など、昔から現在まで、揺るがない人々の願いです。
皆さまのところでは、どんな小正月行事がありますか?
今年は、ぜひ家族や大切な人と、地域の小正月行事に足を運んでみてはいかがでしょう。
先祖代々受け継がれた行事を見ながら、大地を踏み締めて歩き、ゆっくりと周りの景色を
観察する時間をつくるのも素敵です。
現在まで滞りなく繋がっている平和に想いを馳せながら。
県央地区現地特派員 よどぎみ
2011年2月10日17:45 | 県央情報 | Trackbacks (1)
Tracked on 2011.02.11 06:02 PM by Tweets that mention 秋田花まるっ元気通信【秋田花まるっグリーン・ツーリズム推進協議会ブログ】 » 秋田の冬は、まつりと鍋!~由利本荘市の裸まいり~ -- Topsy.com