3月21日、羽後町文化交流施設 美里音(みりおん)で、180年前のようかん作りが行われました。
これは、羽後の伝統食を再現する会(阿部久美子会長)と当協議会が一緒に企画したイベントで、
計20名の皆さんにお集まりいただき、ようかん作りを楽しみました。
写真左)講師:有原トミさん、そば屋彦三:猪岡専一さん(羽後の伝統食を再現する会)
羽後の伝統食を再現する会は、年に3回、旧長谷山邸(同町田代地区)で、羽後町の伝統食を
お客様にもてなす、「もてなし料理の会(さなぶり・刈り上げ節句・正月)」を開いています。
よふかんのレシピは、その開催場所になっている旧長谷山邸より見つかった古文書に記されていたそうで、
地域の人が協力して解読し、試行錯誤を重ねてようやく再現することができたそうです。
今回の企画は、もてなし料理の会でよふかんを食した方の要望で実現しました!
早速、有原さんに教えていただきながら、よふかん作りがスタート!
材料はいたってシンプル。有原さんが煮てきてくれた小豆に、
数種類の粉などを混ぜるだけ。寒天は使いませんよ。
よーく混ぜたら、寒天流しに移します。きれいに平らにならすのが難しいようでした。
お子様たちも参加してくれましたよ。上手にできたら、写真にパシャリ☆
大きな蒸し器に入れて、蒸しあがるのを待ちます。
…(40分ほど)
そろそろいいかな?ふたを開けてみると、美味しそうなよふかんが!
でも、食べるまではもう少し。流し台に雪を敷き詰めて、よふかんを冷やしました(^^)
ぺろっと味見。おいしいね!
そして、出来たよふかんがこちら!私たちが普段食べているようかんとは、食感や味そのものにも
違いがありました。昼食時には、そば屋彦三のそばの振るまいもあり、参加者の皆さんは、終始笑顔で
「またこのような企画があったら参加したい」、「(秋田市から)羽後町まで来てよかった!」
と、嬉しい声をいただくことができました。また、貴重なレシピをこのような機会に公開してくれた猪岡さんや
有原さんに対して、「その心意気がすごい。秘伝ってのもいいけど、伝えていかなければ途絶えてしまうからね」
と話す方も。
皆さんと楽しい時間を過ごすことができました!お集まりいただいた皆様、ありがとうございました!
協議会事務局
2014年3月27日17:00 | 県南情報 | Trackbacks (0)