平成25年度地産地消優良活動表彰において、大仙市の㈱ナチュラルスタンスクラブ(代表:佐々木彰氏)が、農林水産大臣賞(交流促進部門)を受賞されました!
【資料】表彰理由や取組内容についてはこちらをご覧ください。
取組内容のひとつに「秋田県立大曲養護学校との交流・連携」があります。
“平成20年より学校の給食食材等を供給している。また、23年度より生徒の農業講座を受け入れ、現在は年間40回ほど生産・加工・販売の実習指導にあたり、若者達の農業研修と職業訓練の機会となっている。”(【資料】より抜粋)
農作業の実習は4月~12月の期間、毎週2日間行われ、生徒さん達は佐々木さんの畑まで、夏場は自転車で、冬場は徒歩で50分かけて毎回通われたそうです。
実習は農作業にとどまらず、育てた野菜の加工や、地元スーパー(タカヤナギ・いとく)での販売までを行っています。
今年度は、生徒さんが育てたメロンやシソの実漬の販売を行い、商品はすぐに完売してしまったそうです。
同校の先生は、「ナチュラルスタンスクラブさんとの交流のおかげで、地域社会とのつながりができ、販売等の経験は生徒たちの自信につながっている」と大変喜ばれていました。
先日、大曲養護学校内で、今年度最後の実習の「収穫感謝祭」が行われましたので、その様子をご紹介します。
教室でのオリエンテーション。先生の「今日楽しみにしてきた人!」の質問に全員が元気よく「はい!」と手をあげています。ナチュラルスタンスクラブからは、副代表の佐々木さん(左)と加藤さん(右)がいらっしゃいました。
今日のメニューは、一年間の感謝の気持ちを込めた「ありがとうおにぎり」と、ナチュラルスタンスクラブの乾燥野菜を使った「豚汁」、生徒さん達と育てた「つぼみ菜の胡麻和え」、にんじんをたっぷり使った「シュウマイ」、生徒さんが皮をむいた大根を使った「お漬物」の5品です!
教室を移動して調理実習です!
まずは、「ありがとうおにぎり」をみんなで作ります。
海苔を使って、「あ・り・が・と・う」の文字を作ります。
続いて「豚汁」と「シュウマイ」の下ごしらえ。
下ごしらえが終わったら、火が使える部屋に移動して調理を進めます。
「シュウマイ」おいしそう。「つぼみ菜」も立派ですね!
この乾燥野菜は便利ですね!
完成!
私は「と」のおにぎりをいただきました。どれもおいしかったですが、つぼみ菜の胡麻和えがおいしかったなー。つぼみ菜は今朝収穫したものだそうです。みんなで残さず完食しました!
後片付けの後、教室に戻って今年度を振り返ります。
生徒さん一人一人が、佐々木さんと加藤さんに今日の感想と、1年間のお礼を伝え、佐々木さんと加藤さんからも一人一人に励ましの言葉をかけていました。
今年度の大曲養護学校「農耕班」の実習が終わりました。
最後のあいさつでは、「来年も農耕班に入りたい」という生徒さんがほとんどでした。
来年度は、農作業の実習にもおじゃましたいですね。
協議会事務局
2014年3月17日17:00 | 県南情報 | Trackbacks (0)