「こころ」と「からだ」が元気になる体験を、秋田の“ここから”始めてほしい。
そんな願いを込めて開催中のグリーン・ツーリズム交流博“ここから秋田”。
12月1日、仙北市西木町のかたくり館、農家民宿 泰山堂と農家民宿 星雪館で実施した様子をご紹介します。
今回の体験には計18名が参加して下さいました。ありがとうございます!
参加された皆さんは、長野県、石川県、神奈川県、大阪府、東京都、秋田県と様々で、
会場も大いに賑やかでした。
早速、かたくり館、泰山堂、星雪館の3組に分かれて、餅作り開始です!
かたくり館では、長野県木島平村から2名、神奈川県からの大学生1名と
仙北市角館町から2名の計5名で、仙北市西木町の餅料理を一緒に作りました。
西木町では昔から、秋の米収穫祭やお正月と言った伝統行事のたびに
何かとお餅を食べる風習があるそうで、様々な餅料理をグリーン・ツーリズム
西木研究会の皆様に教えていただきました!
西木研究会の皆様 左から佐藤さん(一の重)、 佐々木さん(くりの木)、杉本さん、門脇さん |
かたくり館で体験した5名の皆様 |
最初は、ごまのおはぎ作りから。西木村では、おはぎの事を別名“なべすり”と言うそうです!
鉢に入ったもち米をつぶしていきます。その後につぶしたもち米を丸めて、すりごまに
からめて出来上がり!!
一方隣のテーブルでは、青きな粉とごまの混ざった冷凍のゆべしを専用の器具で切り、
ラップに一つ一つ包んでいきます。
今回参加された方が前日に農家民宿に泊まり、こちらのゆべしを作ってくれました。
ごまと青きな粉の2種類の餅を巻いて作るそうで、
「ホント難しくて上手く巻けなかったー!」と楽しそうにお話してくれました。
中の厨房では、赤色付き“なべすり”と卵のやきゆべし、おつゆ餅の汁に取り掛かっていました。
赤く色付けたお餅の中にあんこを入れ、包んでまとめます。その上に黄色く色づけた
小さなお餅をのせ、本物の椿の葉に飾ったら完成!
このなべすりは、花の「椿」(つばき)をイメージして作られているそうですよ♪
卵のやきゆべしは、卵ともち粉、砂糖、塩、今回は豆を入れてかき混ぜ、
四角いフライパンに流し、両面を弱火でじっくり焼きます。
中の具材は各家庭で入れるものが違うそうで、
冷蔵庫にある物やお正月の残り物を使って作るそうです。
焼き終わったら台におき、好きな具材(今回はあんこをぬりました)をのせて、
巻いていくと完成!んーいい匂いっ♪
おつゆ餅の汁は、お椀に手でちぎった餅を入れて、その上にセリをのせます。
参加者の皆様も慣れた手つきでやっていました!
その上からまいたけ、ごぼうなどが入ったアツアツの醤油ベースの澄まし汁をかけて
完成です!
そして、他の2班も作った餅を持ち寄って、かたくり館に到着!
今回集まった餅料理はこちらっ!!
かわいいお餅が沢山あります。
色とりどりでどれも美味しそう♪
ここでグリーンツーリズム西木研究会会長の門脇富士美さん(写真右)から
お餅の紹介をしていただきました。
お餅の種類は、青きな粉とごまのゆべし、ごまと椿の花の形のなべすり、
卵の焼きゆべし、おつゆ餅の汁に団子、笹餅、焼き餅、
高菜の塩漬けで包んだおにぎり、ほうれんそう餅、きな粉餅、梅餅と
グリーンツーリズム西木研究会の杉本桂子さん自家製の漬物!!
こんなに沢山の種類だと、どれから食べようか迷っちゃいますね。
早速、バイキング開始ー!!
好きなお餅をとり終えて、いただきまーす♪
皆さん、自分達で作ったお餅の味にご満悦の様子(^^)
「かわいくて、食べるのもったいないね!」
「お餅の種類ってこんなにあるのねー」
と会話も盛り上がりました♪
昼食後は、意見交換会が行われ、
グリーン・ツーリズムや農家民宿について、みんなで話し合いました。
互いの県の農業の取り組み方や産直物、農家民宿の現状など、
普段、他県の農業について話を聞く機会がなかなかないので、
すごく貴重な時間でした♪
今回は、西木町の伝統行事にも使われる「餅料理」を通して、
西木町の食文化やどんな地域性であるか、より多くの方達に知っていただける、
いい機会だったと思います。
ここでの餅料理と、西木町のお母さん達の温かいおもてなしを思い出しながら、
是非、お家でも作っていただけたら嬉しいです。
皆さん!!また秋田に、遊びに来てたんせー♪
協議会事務局
2013年12月3日15:00 | GTのPR, 県南情報 | Trackbacks (0)