羽後町産のそばを広げよう 農業生産法人 株式会社 そば研 |
羽後町には古くからそばがあり、今も羽後町内外の方々においしく食べられています。
そんな羽後町に、農家からの委託で、そばの播種・刈取り・販売を行っている会社があります。昨年6月に立ちあがった「農業生産法人 株式会社 そば研」です。こちらで代表を務めるのは、協議会会員・そば屋彦三の猪岡専一さんです。
こちらの機械で、玄そばを剥いています。 |
玄そば |
むき実 |
そばといえば、茶色がかった田舎そばや、白っぽいものが頭に浮かぶと思いますが、最近ではこの緑色の実が人気だそうです。
収穫時期によってむき実の色が変わるのですが、外側を黒い殻で覆われているので見極めはなかなか大変そうです。
そばの実がなり、成熟するにつれて色が白から黒くなっていきます。
これを黒化といい、この成熟加減で、色・甘味・風味が違ってくるそうです。
写真のような緑色の実はまだ若いもので甘味は少なめですが、そばの風味は強いです。なにより製粉したものもほんのり緑色で、製麺したものも緑色!
見た目と香りだけでも十分に楽しめます。
写真ではうまく伝わらないかもしれませんが、ほんのり緑がかったおそばです。 まだ若い実を使用したので、甘味が少ないとお聞きしていましたが、とてもおいしくいただく事ができました。 |
只今、満開のそば畑も見せていただきました。
今回栽培していたそばは「階上早生(はしがみわせ)」という青森県の階上地方の品種ですが、そば研では研究を重ねて、羽後町での栽培に適した品種に改良しようと力を入れています。早ければ3年後には改良され、羽後町の地に適したそばができあがるかもしれないとの事でした。今でもおいしいおそばですが、研究を重ねてこの地に適したものができたときには、他のおそばは食べられなくなってしまうかもしれません!今から誕生が待ち遠しいですね!
また、そば研のそば粉を使用した「収穫 新そばまつり」が10月20日(日)開催予定です。
今回使用するそば粉は「にじゆたか」と言って、4年もの時を経て誕生した羽後町産の新品種です。
今回使用するそば粉は「にじゆたか」と言って、4年もの時を経て誕生した羽後町産の新品種です。
限定1,000食!必ず食べたいあなたには前売券がオススメ!!
当日はそばの早食い大会や、お楽しみ抽選会もありますので、お友達・ご家族そろってお越しください。
日時 | 平成25年10月20日(日) 午前10時~午後2時 |
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会場 | 羽後町活性化センター | |
冷がけ一杯 | 前売券:400円 当日券:500円 |
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チケットのお求め・問合せ | 羽後町農林課 TEL:0183-62-2111 |
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主催 | 羽後町収穫新そばまつり実行委員会 |
そして、この時を楽しみにされていた方も多いと思いますが、「にじゆたか」を製粉した「虹舞粉」(なないろまいこ)が今秋発売開始される事になりました!!
※にじゆたかとは… 独立行政法人・東北農業研究センター(盛岡市)が開発したもので、従来のそば品種に比べて収量が多いのと、甘味や香りが強いのが特徴。 試験栽培が羽後町、岩手県滝沢村、宮城県村田町の3か所で2009年から実施されているが、本格栽培に踏み切ったのは羽後町が初めて。 |
協議会事務局
2013年8月12日10:00 | 県南情報 | Trackbacks (0)