秋田県央地区の朝市といえば「五城目の朝市」が有名だが、五城目だけでなく町役場・商工会・地元有志などが主体となって新しく立てられた朝市が、いま秋田県内に続々と出来てきているのをご存じだろうか。皆さんの中でも既に足を運んでみた方も多いのでは?
そんな“うわさの朝市”に、お邪魔してみよう。
▲ 朝市の様子(画像提供:男鹿市商工会)
■「ふなおこし土曜市」
男鹿市船越の旧糸井製材所跡地で、毎週土曜日開催。
日よけシートに絵付けをしたのは、地元船越小学校の児童ら。
また、毛筆の看板は、先生をしている近所の男性が、ボランティアで書いてくれたものだそうだ。
男鹿市商工会会員の物販や、地元漁家の海産物・地元農家の新鮮野菜の直売をメインに、周辺地域の活性化の拠点を作りだしている。
市場会場となった糸井製材所跡地を提供した糸井真吾氏は、「男鹿の町中に広場、昔の建造物がある。それらの空間を生かして市を立ち上げたいと思った。製材所事務所跡の建造物の有効活用も、父の願いでもあるので、近いうちに実現したい」と話す。
コミュニティスペースの拠点として生まれ変わるのが楽しみだ。
武田商店(武商)の武田栄作さんは、自慢の佃煮を持ち、「毎週火曜日オガルベで“あおぞら火曜市”さも出してんだ。(こっちにも出店できて)忙しいのはいぃごどだ」と笑顔。
「これからの季節は、旬の夏野菜やメロン・すいかなどもズラリと並びます!もちろん朝採りなので新鮮!お楽しみに!」と話すのは、男鹿市商工会の米谷さん。
同じく安田さんは「普段の販売用とは別に、この市用に特別に作って持ってきている方もいるので、気になる方は是非、一度足を運んでみてください!」と話す。
駐車場収容台数50台という敷地なので、車で行かれる方にも嬉しい。
なお、近々船越商店会の抽選会なども行う予定でいる。▲ 朝市の様子(画像提供:男鹿市商工会)
■「八郎潟おもしろ市場」
八郎潟町字一日市の旧バリュー跡地で、毎月第2日曜日に開催。
スーパー跡地で開催の市場だが、こちらも元は製材所だった。
駅前商店会・仲町商店会・上町商店会の地元3商店会が企画し実行委員会を立ち上げた。
地元商店街の出店者がほぼメイン(通常14店舗ほど)だが、社会福祉法人「つくし苑」の気負わない素朴な味わいの手作りスイーツも人気がある。
八郎潟周辺では、月遅れの8月6日に七夕を行う。
7月11日(日)は、七夕に手作りの灯ろうで参加してもうらおうと、親子で参加型の「七夕灯籠づくり」体験を行った。
なお木枠は、現在では八郎潟近辺で1件のみとなった小柳製材所の端材を利用。
駅前商店会の?橋幸悦実行委員長は、「昔の賑いを取り戻すのは難しいが、お年寄りが歩いて行ける市は必要。中心街にある一等地なので、大人も子供もまじって世代間交流ができればいいと思う。」と話してくださった。
どちらの朝市も伝統だけに捉われず、若い人たちの感性で各種イベントなども取り入れ、大人から子どもまで人々が集い楽しむ「朝市」を目指し、大奮闘中だ。
“物売り”だけに留まらない“賑わい創出”の面にも、こうご期待!
●詳しくは・・・●
★「ふなおこし土曜市」連絡先
男鹿市商工会「オガルベ」0185-24-4141
(ぐんたのブログhttp://ameblo.jp/gunta-funakoshi/でも情報発信中?)
★「八郎潟おもしろ市場実行委員会」
八郎潟町産業建設課産業振興班018-875-5803
湖東3町商工会八郎潟事務所 018-875-2313
県央地区現地特派員 よどぎみ
グリーン・ツーリズム推進協議会HP
美の国秋田 桃源郷をゆく
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2010年7月20日19:36 | 県央情報 | Trackbacks (0)