’10秋田県大仙市西仙北で田舎体験!! 5月29日、30日の二日間に渡って開催された、大仙市西仙北での田舎体験。1日目参加のよどぎみ(その様子はこちら)に続き、私も2日目だけですが、参加してきました。私がお世話になったのは、本協議会会員でもあるアイターン農産の阿部忍さん(写真:後列右)、玉枝さん(前列・右)ご夫妻です。
お父さんは神奈川県出身。秋田に移り住むまで農業に携わったことがなかったそうですが、農業で暮らしていくことに抵抗がなかったんだとか。
そして、私が大好きな玉枝さんは、いつもニコニコの笑顔で迎えてくれる、優しくてなんともかわいいお母さんです。この日も「よく来てけだなぁ」と言って、青空のもと農作業は始まりました。
1日目に田植え体験をされたとのことで、この日はそれまでに育苗していた、4棟のビニールハウスの片付けをお手伝いしました。
まずは、パッカ―(留め具)を外していきます。「高い所、大丈夫?」とお母さん。「5メートルまでなら大丈夫です(笑)」と参加者の高橋一子さん。
石川達也さんはお借りした苗カゴを腰に巻きつけ、すっかりその姿が馴染んでいますね。
こちらはお父さんから手ほどきを受ける、加藤景一さん。朝ごはんでおにぎり3個を食べて農作業に臨んだそうです!
最後に、ビニールシートを畳むのがこの作業の山場。長い、長い、ビニールシートを交通量が少ない道路に広げ、力を合わせて畳んでいきます。この場を仕切ったのは、意外にも(?)お母さん!
「ビニールシートを扱うときは温かい日がいいんだよ、寒い日だとビニールが堅くなっちゃってね。ビニールハウスを張るときも同じ。パリッと張れるんだ」とお父さんが教えてくれました。
また、この作業。6人がかりでも結構時間がかかったように私は感じましたが、お父さんは「早い!早い!」と大喜び。
「普段は大抵一人でやってるからね、これで一日は潰れるんだ」とのこと。私がこれまでに見てきた農業は、田植えや稲刈り、食物を大事に育てる姿。そんな分かりやすいものばかりに目を奪われていたことに気付き、頭が下がる思いでした。
お昼ご飯
阿部さんご夫妻は、お父さんが料理好きなんですよ、そして本当に上手。お母さんが一人で台所に立っていると、居ても立ってもいられず結局は二人で台所に立つことになるそうです。
「私たちも手伝いますよ!」と岩瀬彰人さんも加わり、みんなでピーマンの肉詰めを作りました。お父さんの作業はテキパキ。早く出来て、おいしいのがお父さん流。
そして、お昼ごはんはこちら☆あきたこまちのご飯に、ふきの味噌汁、私たちも作ったピーマンの肉詰め、サックサクのコロッケ!「一般家庭でこんなにサクサクのコロッケが出来るんだね」と一同感心。
「食を提供する立場なんだから、食にこだわりをもっていたい。」とお父さん。石川さんは「料理を教えてほしい~!」とお話していましたよ。
これまでに受入した学生たちからのメッセージ。
感謝の気持ちがぎっしり綴られていました。
「農業体験をして、学生たちは学んで帰っていくけど、私たちも人とのコミュニケーションを求めている。農業体験の受入は私たちのやりがいになっているから、止められないよね。農家にとって、農協だけが交流の場なんて寂しいでしょ」とお父さん。
農作業を通してキラキラの笑顔を見せる学生たちの姿を、私もこれまでに何度か見ることが出来ましたが、同じ時間を共有して心に温もりを感じているのは受入側も同じ。体験のひと時だけに限らず、その後も個人的に遊びに来る生徒もいるそう。
心の交流は、幾年が過ぎようと変わらず続いています。
★午後からは、佐々木昭孝さん、喜美子さんご夫妻のもとを訪ねました。
そこでは食べてばかりのけこさんでしたが、お別れ会の様子と一緒に
お伝えします!
真っ赤に日焼けしました!
県南担当 けこさん
2010年6月5日20:42 | 県南情報 | Trackbacks (0)