明日オープンする農家レストラン「清流の森」は、「釣りキチ三平」のロケ地として一躍有名になった五城目の馬場目地区にあります。それだけに、集客誘致の食事処として期待されています。
オープンにさきがけて、よどぎみが偵察に行って参りました!
どっしりとした構えの入り口には昔の小道具が展示されており、入ってすぐの正面には、訪れる人の興味を引くであろうネコバリ(根古波離)岩の写真が飾られておりました。
レストランは、杉沢地区・北ノ又小中学校の冬季分校だった建物を引き込んで再建したもの。北の又分校の校歌を眺めていると、かつての児童の大きな歌声が聞こえてくるかのよう。
内観は杉の木で作られたテーブルや椅子などがあり、落ち着いた空間となっています。
地域が誇る漫画家、矢口高雄さんのサイン入り色紙もありました。奥は、古い茅葺きの民家を移築した宿泊施設、「盆城庵(ぼんじょうあん)」。
定食は(¥500と¥1000の)二種類あり、自然薯のうどん汁や粟ごはん、行者にんにく等(左)、山わさび菜、かんぞう、こごみ、さしどり、ミズのこぶ、しの葉、炊き込みごはん等(右)、地元の食材を多く使用する予定です。
写真ではメニューが混ざっていますが、なるべく地場産の食材を使用するため、季節によって内容は変わります。
調理スタッフは、主に食材を提供することになる「清流の会」の金澤ユキ子さんと、佐々木由紀美さん、佐々木節子さん。
期待に胸をふくらませ、にこやかに調理しておりました。今後に期待できますね!
【地域に想いを馳せるとき】
かつて昭和26年~46年の20年間開校していた北ノ又分校以前は、「五城目営林署林業夫養成所」でした。さらにその前をたどると、個人のお宅だったようです。分校が廃校になり40年もの間眠っていた土地がふたたび生かされるのは、喜ばしいこと。けれどそれだけではないような気もします。新しく何かが立てられる時、その土地の資料がお蔵出しされる。過去が何だったのかを知った時、私はこの地に居ることの意味を考えてしまいます。いまを生きる自分は、それを見届けなければならない、と…。眠っていた先人たちの想いが呼び起こされ、「思い出してくれ」と訴えかけてくるからでしょうか。県央地区担当よどぎみでした。
★おまけ★ ゴールデンウィークの北東北特集ということで、テレビ朝日の取材も入っていました。
農家レストラン「清流の森」
五城目町馬場目字蛇喰(じゃばみ)27
TEL.018-853-2577(オープン後)
開館時間…午前8時30分~午後5時
食事時間…午前11時~午後3時
定 休 日…木曜日
問い合わせ先:五城目町役場産業課(TEL.018-852-5222)
2010年4月23日16:44 | 県央情報 | Trackbacks (0)