大曲農業高等学校 野菜部
「野菜オーナー制度」ー次なるプロジェクト始動ー
大曲農業高校、野菜部の活動をご紹介します。
以前、彼らは野菜栽培の基礎を学ぶ「一人一作目栽培」、授業で生産した野菜を販売する「農産物販売」などを行っていました。
しかし、「高校生の就農希望者減少」と「アパート暮らしの増加による子供の栽培体験の減少」を課題とし、その解決策として「野菜オーナー制度」という取り組みを始めたのです。
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野菜オーナー制度とは?
一般からオーナーを募集し、例えば200円で枝豆4株を購入してもらい、「定植(苗を畑に植え付ける)日」と「収穫日」を2日ずつ設け、参加してもらいます。
収穫までの間、必要とされる播種、育苗、除草作業は部員が行いますが、集会日が設けられるので観察や交流を通し、野菜の生長を楽しむことができます。
なんと! オーナーには園児もいるんですよ。
そして収穫日に枝豆料理講習会を行い、部員からおいしいゆで方を教えてもらったり、簡単でおいしい「枝豆はんぺん焼き」を作って試食したりと楽しい企画も活動の一つ。
たとえ農業経験がなくても、部員が教えてくれるから大丈夫。
高校生と侮ることなかれ、彼らは一人一作目を任されたプロであり、その意識をもってこの活動に臨んでいます。
皆さんも野菜オーナーに挑戦してみませんか?
年々、オーナー参加者は増え続けており、「これがきっかけで家庭菜園を始めた」「子供の野菜嫌いがなおった」などの声も届くようになりました。
部員自身も野菜栽培を通して地域交流が実現でき、農業への関心と理解を高めることができたと喜んでいます。
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しかし…
ここで満足してしまったら伝統ある大農・野菜部の名が廃る!
次なるプロジェクトがすでに始動してるんです!
「耕作放棄地を畑として蘇らせたい!
そしてアパート住民の農園として交流の場にしたい!」
これが彼らの次なる課題であり、挑戦です。
これまでの取り組みと違う点は他にもあり、
「更に交流の場の拡大を狙って管理は地域で
家庭菜園などをしている高齢者にお願いしたい」
と彼らは言います。(もちろん部員はコーディネーターとして栽培技術指導にあたります)
この新プロジェクト。彼らは一歩一歩着実に歩むべく日々この挑戦と向き合っています。が、課題が山積み。。。
― 課 題 ―
?大農高から通える範囲で耕作放棄地が見つかっていない
?地域の高齢者に協力を仰ぎたいが見つかっていない
?大仙市内でアパート暮らしをしている方で野菜オーナーになりたい
という人が見つかっていない
ぶち当たった壁は厚く高い。。。
彼らは単に地域の人と野菜づくりを通して交流がしたいという思いに留まっているのではありません。
大仙市で一人暮らしをしている人と交流を図ることにより、もっと魅力的な大仙市を伝えていきたい、交流により「大仙市に住み続けたい」という思いになってほしい、
という願いを込めて活動に取り組んでいます。
彼らは地域のために今、動こうとしているといっても過言ではないのです。
どうか、力を貸して下さい
些細な情報でも構いません。彼らは皆さんの情報や思いを必ず糧にして
厚く高い壁を乗り越えてみせます。
★大農高付近の土地で使用可能な耕作放棄地に心当たりのある方!
★野菜作りを通していろんな世代の人と交流を楽しみたいという
おじいちゃん!おばあちゃん!
★大仙市に住む方で地域のことをもっと知りたいという方!
何か始めてみたいと思っている方!
そんな方々、いらっしゃいませんか??
またはあの人にぴったり!というご紹介も大歓迎です。
どうぞご協力よろしくお願いいたします。
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皆さまからの情報をお待ちしております?
sqfty805@ybb.ne.jp もしくは、 dainoyasai831@yahoo.co.jp
県南担当 けこさん
2009年11月25日16:07 | 県南情報 | Trackbacks (0)