平成21年度 横手市民 食のフェスティバル
戦う地産地消 よこての食べかた
キッチン・コロシアム
「よこての食べかた」実行委員会と「食と農のまちづくり」を掲げる横手市が強力タッグを組み、地産地消、食育などをテーマに「横手市民 食のフェスティバル」を開催しました。
イベントのオープニングを飾るのは地産地消にちなみ、横手市出身者で結成されたゴスペラーズならぬ「ウスペラーズ」によるウェルカムコンサート。イベント開始直後のまばらな会場にお客さんを呼び寄せたのは彼らの歌声でした。
その後、「JA秋田ふるさと青年部」、「清陵学院高校家庭クラブ」、「増田高校農業科学科」、食と農に関わる研究・活動発表が行われました。高校生がすでに地域の広告塔となるべく目覚ましい活動に取り組んでいることに多くの市民が驚いたのではないでしょうか。
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そしていよいよメインイベント☆
戦う地産地消 キッチンコロシアム
赤コーナー:バル・パサポルテ古屋宰&あばだらけ毎日が地産地消チーム青コーナー:菜豆家(なずや)高橋亜紀&イケてる若奥様チーム
審査員は横手市の五十嵐市長はじめ、横手市にゆかりのある方々。
そしてスペシャルゲスト審査員として幸せ料理研究家・「こうちゃん」こと相田幸二さんが招かれました。秋田の皆さんにはお馴染み「味どうらく」のCMに出演されている方ですよ☆
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両チームには横手の食材を活かし、一食1000円以内、5品以上、更に制限時間60分という厳しい条件が課せられました。また、横手を代表する二つのレストランの戦いであり、あば(お母さん)VS若奥様というのも見どころ。勝敗の行方やいかに!?
赤コーナー:
「バル・パサポルテ」はイタリア料理を基本とした欧風創作料理を提供するお店です。
また、「あばだらけ」とは横手市四日町にある農産物直売所のこと。この日は選りすぐりの3名が参戦。
慣れた手つきの「あば」たちにリーダー古屋氏も安心して指示を出していました。「芋のこ(里芋)」を洋風料理に結び付けようというアイディアが注目されました。
*赤チームメニュー*
よこての秋、み~つけた!
―古屋とあばだらけの美味しいコラボ―
・横手産黒豆の自家製胡麻豆腐のアスパラガスのすり流し
・サラダ
・こまちハンバーグ南蛮味噌仕立て ドライシシリアンルージュ添え
・セリを打ち込んだラビオリいもの子汁風味 はまぐりのミネストローネ仕
立て
・秋田こまちのジェラート大沢産スチューベンのシャーベット添え
横手産リンゴのソース シナノスウィート
・コーヒー
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青コーナー:常日頃から地元の旬の食材、無農薬や有機栽培された食材にこだわりをもち、お客さんからもヘルシー料理と定評の高い「菜豆家」 この日、常連客でありお友達である皆さんを連れての参戦でした。
ピッチピチ☆を合言葉に「あば」たちに負けない腕を披露してくれた若奥様たちでしたが、旬の食用菊やいぶりがっこなどシブイ食材をチョイス。その意外性にも注目。
*青チームメニュー*
「雪の降る町・野菜王国の横手ランチ」
・横手産柿と地物産たっぷり白ごまあえ
・ふわっと淡雪 横手汁
・ 雄物川産しいたけのとうふハンバーグステーキ
・ 地物産キャベツといぶりがっこのコールスロー風
・玄米入りごはんのベジタブルたらこのせ
・雪リンゴ
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白熱の60分が過ぎ、審査員の試食タイム。
こうちゃん
「(赤チームの)芋のこ汁が詰まったラビオリは真似してみようかな」
学校栄養士の佐々木さん
「(青チームの)横手産柿と地物産たっぷり白ゴマあえは学校給食に取り入れたい」
娯楽性、独創性、地産地消性、栄養構成、集客力(コストパフォーマンス)の審査基準により勝者が決まります。気になる結果は…
両チーム同点のなんと引き分け!!
同点優勝に加え、
赤チームには横手の虜になったで賞、
青チームには横手を見事に食べたで賞がそれぞれ贈られました。
そして結果を踏まえ「両チームともに地元の食材をよく研究していますね。そして更にその食材の可能性を感じました」との五十嵐市長の総評。審査員の皆さんの評価は高く、その結果11月30日までの期間限定で今回のメニューがそれぞれのレストランでランチメニューとして提供されることになりました!
今度は皆さまが勝敗に甲乙つけてみてはいかがでしょう?
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戦い済んで、トークショー…
キッチンコロシアムのあとはこうちゃんと横手市出身のフリーアナウンサーの臼井昭子さんによる横手の食についてのトークショー…というよりキッチントークショー。
話すより作ろうというわけでお客さんにはサプライズでこうちゃんの料理が繰り広げられました。横手産の菌床しいたけやせりを使い、「グリルチキンのよこてしいたけこうちゃんソース」を調理。会場内のあちこちで主婦の皆さんが( ..)φメモメモ…。
最後にこうちゃんにとって料理とは…?
「自分にとって料理とは人と人をつなぐコミュニケーション。一緒に食事をすると自然と会話が弾むじゃないですか。(料理を提供する仕事を通して)幸せにつながるお手伝いがしたい」とお話し下さいました。
なるほど、だから幸せ料理研究家なんですね。横手に出張しようと、東京に出張しようと可能な限り奥様が待つ仙台の自宅に帰られるそうです。
「愛妻家をアピールするわけではありませんが、家で食べるご飯が好きなんです…」と語ると主婦層から感嘆の声がもれました。
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も少し!こちらも会場を盛り上げました☆
こちらはイベント前日に横手市内の小中学校に提供された実際の給食を再現したものです。平鹿給食センターは昨年の給食甲子園で全国1329校内中実質第3位で特別賞を受賞されています。
朝市のような雰囲気を思わせる産直コーナー。お母さんたちの絶えない笑顔に自然とお客さんが寄っていくようでした。会話も楽しみのひとつ。
野菜のバルーンアート。作っているのはシシリアンひできさん。普段は横手市内でシシリアンルージュ(トマト)を栽培する農家さんです。横手市のちびっこで知らない人はいない人気ぶり。
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※特別ランチメニューご希望の方は前日までに電話予約が必要です。
■バル・パサポルテ 電話:0182-35-5539
住所:秋田県横手市婦気大堤字田久保下204?1
■菜豆家(なずや) 電話:0182-33-8018
住所:秋田県横手市婦気大堤字婦気38
■よこての食べかた実行委員会の皆さま
■横手市「食」と「農」からのまちづくりプロジェクトチームの皆さま
取材にご協力いただきありがとうございました。
☆一市民として横手に誇りをもった一日。なぜなら食材の宝庫である点に再認識を示せただけではなく、たくさんのイベントスタッフの皆さんに関わる中で「こんなに横手には素晴らしい人達がいたんだ」と人材の宝庫とも言えることに気づけたからです。横手はまだまだ躍進し続けますよ!☆
こうちゃんのサイン会に並ぶ
県南担当 けこさんでした…(^^)
2009年11月18日20:22 | 県南情報 | Trackbacks (0)