にかほ市金浦にある「和み庵・京かのこ」は、新鮮な日本海の魚介類と自家製野菜を使用した手作り料理に定評があり、だいぶ前から予約をしないと中々空きがない程人気のお店です。
それにしてもこの名前。いかにも「和風」という雰囲気を醸し出していると思いませんか?
それもその筈、ここは料理も体験も、他の農家レストランとはまた一味違った味わいがあるのです。それは「和」の料理と「和」な体験。日本人として大切にしたい伝統を守りながら、農家レストランとして営業をされている京かのこさんにお邪魔してきました。
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見てください、この門構え。敷地の隣りに駐車場も完備されているので、大人数でも余裕の受け入れです。
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門をくぐると、秋を惜しむようにモミジが赤く色づいていました。
にかほ市金浦は、秋田県の南部に位置しているので、今時期でもぎりぎり紅葉が見られるのです。
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玄関では、赤い実をつけたホオズキが出迎えてくれました。ホオズキって、よく見るとハートに見えませんか?(笑)
ホッと、緊張がほどけた瞬間でした。
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単なる「突っ掛け」も、ここでは草履。なんだか原点に帰りますよね。
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「和」アートなランプが、おもてなしに趣を添えています。
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数寄屋ふうの建物は、どこも写真以上に立派な作り。
営業は週3日と少ないものの「お客さんが入ると空気が動く、それが建物にいいのよ。やっぱり、家って人ありきだから」と千鶴子さん。どうやら、建物の手入れも含めて営業している様子。
お茶室は大小4つあり、千鶴子さんが着付けやお茶、機織りなどを教えてくれます(要予約)。
ちなみにお茶と機織りは、一回の予約に対してひとつの体験がおすすめです。一日で同時に体験しようとなると、非常にタイトスケジュールになってしまいます。せっかくの「和み庵」なんですから、ゆったりと過ごしましょう♪
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ちらは水屋。障子から漏れる明かりが目に優しい。
茶道・華道の道を貫いた叔母さんが残した建物は、小柳千鶴子さんと姉の斎藤和子さんにより、農家・漁家レストランとして立派に生かされています。建物だけではなく、故人の遺志を継ぎ守り続ける姿に、心打たれたよどぎみでした。
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左下に見えるのは、客が背をかがめて躙り入る躙口(にじりぐち)。漁夫達が舟付きで躙口から出入りするのを見た千利休が考案したものと伝えられています。
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色とりどりに並んだ、京懐石風のお膳。本日のランチは「刺身(あおこ・平目・鯵)・だまこ鍋・アスパラの鮭巻き揚げ・ハラコ飯・稲庭うどんのサラダ・茶碗蒸し・えご風ワカメ・ごま豆腐・もって菊とナメコのみぞれ和え・がっこ」…何と10品目!(写真は1,500円)栄養面はもちろん、見た目もお腹も大満足の内容でした。
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可愛らしい楊枝入れにも、気持ちがほっこり和みます。よどぎみが通されたのはさくらの部屋ということで、桜モチーフの小物たちが華を添えていました。
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お料理もさることながら、食後の抹茶の美味しさは格別でした。「ホーッ」と深いため息とともに疲れが流れる、贅沢なひとときでした。これから訪れる長い冬は、しばし日常を忘れ、温かいお茶とお料理が楽しめる「なごみ庵・京かのこ」に行かれてはいかがでしょう。
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・・・花まるっ協議会 会員情報・・・
農家・漁家レストラン「和み庵」京かのこ
代表 小柳千鶴子
住所 にかほ市金浦字鳥長根144-10
電話・FAX 0184-38-3096
営業日 木・金・土(完全予約制。他の曜日は要相談)
営業時間 ランチタイム 11時~14時
ディナータイム 18時~21時
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県央担当よどぎみ でした。
2009年11月17日15:00 | 県央情報 | Trackbacks (0)